世界で1台『マッチのマーチ』が登場!レストア担当は現役の学生たち #TAS2026【日本版編集長コラム#64】
公開 : 2026.01.11 11:35
「新車当時よりもキレイだと思います!」
話は現代に戻って、東京オートサロン2026の日産ブース。今回のプロジェクト統括を担当した日産自動車大学校の学生である中村さんに話を聞くことができた。
会場で車両はリフトアップされ、ミラーでアンダーシャシーが見える状態。その理由を聞くと、よくぞ聞いてくれたという表情で、スクラッチシールド塗装という高級車にも使われる方法をアンダーシャシーも含めて施していることを教えてくれた。「新車当時よりもキレイだと思います!」と目を輝かせる。

約1年前にプロジェクトが発足し、8ヵ月ほどをかけた作業は5校で分担する形で行われた。具体的には栃木校が分解、京都校がボディ塗装、愛媛校がエンジンオーバーホール、横浜校が足まわり&マフラー、愛知校が組み付けとなる。
ATからMTへの乗せ換えは、近藤真彦がもう1台購入した白い初代マーチから移植する形で行われた。今回展示された完成車は既にガレージに納車されており、絶好調とのことである。
ちなみに「ここを見てください!」と嬉しそうに教えてくれたのが、車名ロゴが『MARCH』ではなく『MATCH』になっていること。テールゲートだけでなく、ホイールキャップにも採用しており、まさに世界で1台、『マッチのマーチ』となったわけだ。
様々な夢を持った日産自動車大学校の学生たちが学びながらレストアする過程には純粋さが感じられ、達成したからこその目の輝きがあった。取材後マーチが眩しく見えたのは、どうやら懐かしさや塗装だけが理由ではなさそうである。
























































