価格1000万円切りの大本命『マセラティ・グレカーレ・エッセンツァ』 ライバルと決定的に違う美しさや躍動感
公開 : 2026.02.18 11:45
スポーツ性能とラグジュアリー感の両立
現行マセラティのモデルラインナップは、スーパースポーツの『MCプーラ/MCプーラ・チェロ』、2+2クーペの『グラントゥーリズモ/グランカブリオ』、そしてSUVのグレカーレと決して多くはない。だがグレカーレはネットゥーノV6と直4MHEVモデルの巧みな作り分けにより、異なる用途と質感を楽しめるモデルに仕立てられている。
また、直4MHEVを搭載したグレカーレの中でも今回試乗したエッセンツァは、ドライブモードの切り替えやステアリング上のスイッチで操るACC、インフォテイメントといった基本性能をひととおり網羅したうえで、マセラティらしさの核となる部分もちゃんと備わっている。

それはつまり、『レーシングカー由来のスポーツ性能』と『貴族的なラグジュアリー感』というふたつの伝統的なキャラクターだ。
実用的な荷室やリアシートを備え、ボディサイズはBMW X3あたりと同等なグレカーレ。基本的な枠組みは、現代のスタンダードともいうべきドイツ・ブランドのそれに倣っている部分があるように思う。だが、超高速のスタビリティに重きを置くライバルと比べれば、マセラティのそれは見た目の美しさや触れた時の質感、そしてドライブフィールに込められた躍動的な感覚に決定的な違いがある。
1台のファミリーカーで普段使いからクルマ好きの欲求までをカバーしたいのであれば、グレカーレ・エッセンツァを選択肢に含めるべきだろう。

















