傑作を今なら100万円以下で ジャガーXE【UK中古車ガイド】 3シリーズを凌ぐ運転体験と乗り心地 峠道では水を得た魚

公開 : 2026.09.18 18:05

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クリス・フレアソン氏

「XEのP250 HSEを5年前に購入し、走行距離は8万kmを超えましたが、乗り換えたい気持ちはまったく起きません。サビが酷く、ブレーキディスクとパッドを交換していますが、それ以外のトラブルとは無縁。素晴らしい、ジャガー・ライフを送っています」

ジャガーXE S(2014〜2024年/英国仕様)
ジャガーXE S(2014〜2024年/英国仕様)

購入時に気をつけたいポイント

ディーゼルエンジン

2.0Lインジニウム・ディーゼルは信頼性に優れ、こまめな点検整備で不調は防げる。メーカー推奨の、2年毎か3万2000km毎は長すぎる。微粒子フィルターの詰まりは、オイルも関係する不具合を招きがち。市街地中心で乗られてきた例は、避けた方が無難。

240psを発揮したツインターボ・ディーゼルは、重大な不調を招くことがある。オススメは、マイルド・ハイブリッドのD200だ。

ガソリンエンジン

ジャガーXE(2014〜2024年/英国仕様)
ジャガーXE(2014〜2024年/英国仕様)

初期の199psや240ps版は、フォードのエコブースト・ユニット。エンジンカバーに、シルバーのラインが入る。後期の4気筒インジニウムやV6ユニットは、信頼性が高い。

トランスミッション

センターコンソールから立ち上がる、シフトセレクターが動かなくなる場合がある。バッテリーの電圧低下や、ブレーキスイッチの不具合が主な原因。8速ATはBMWも採用するZF社製で信頼性は高い。6速MTの操作感も良い。

電装系

タッチモニター・システムが、正常に動くか確認したい。フリーズしがちなら、ディーラーでのアップデートを考えたい。強制再起動にも動じない、広い心が必要だろう。

知っておくべきこと

2017年にはインジニウム・ガソリンが導入され、2021年には新しいマイルド・ハイブリッド・ディーゼルが選べるようになっている。エンジンや新車価格によって、英国の自動車税額は大きく変わる。初期のディーゼルは、年間35ポンド(約8000円)と安い。

英国ではいくら払うべき?

3000ポンド(約66万円)〜5999ポンド(約128万円)

前期型で走行距離が伸びた、ディーゼルエンジンが英国では中心の価格帯。少なくとも、定期的な整備を受けていない例は避けたい。

6000ポンド(約129万円)〜1万999ポンド(約236万円)

前期型だが走行距離は短くなり、ガソリンエンジンの選択肢が多くなる。大切に乗られてきたような、状態の良いXEが少なくない。

1万1000ポンド(約237万円)以上

ジャガーXE S(2017年式/英国仕様)
ジャガーXE S(2017年式/英国仕様)

高速なV6のXE Sや小変更後は、この価格帯から。最終年の2024年式や特別仕様の場合は、まだ2万ポンド(約430万円)以上している。整備記録の確認は、お忘れなく。

英国で掘り出し物を発見

ジャガーXE S(英国仕様) 登録:2017年 走行距離:8万5300km 価格:1万6940ポンド(約364万円)

380psを発揮し、聴き応えたっぷりな排気音を響かせる、XEの完成形。内装素材も望ましい。整備記録が揃うほか、細かな作業が記されたファイルも付帯する。自動車税が410ポンド(8万8000円)から200ポンド(4万3000円)へ、下がる年式でもある。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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