646psのV8で後輪駆動! メルセデスAMG新型『CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング』発表 ドライビング重視の高性能クーペ

公開 : 2026.09.14 12:05

メルセデスAMGはが新型の高性能クーペ『CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング』を発表しました。CLE 53をベースに、シャシーを改良して後輪駆動化し、170kgの軽量化を実現しています。

3.0L直6から4.0L V8へ

メルセデスAMGは、『CLE』をベースとする高性能クーペ『CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング(CLE 646 Spezialanfertigung)』を発表した。V8エンジンを搭載し、ハードなドライビングに徹した特別バージョンとして構想されたものだ。

車名のシュペツィアル・アンフェルティグングは、ドイツ語で「特別生産」や「特別仕上げ」といった意味合いがある。その言葉通り、このモデルは『CLE 53』をベースに、大規模な改造が施されている。AMGブランドがメルセデス・ベンツに統合される前の、歴史的なAMGモデルを彷彿とさせるアプローチだ。

メルセデスAMG CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング
メルセデスAMG CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング    メルセデスAMG

メルセデスAMGによると、エンジニアリング部門主導で開発され、当初は非公開で製作されたテスト車両だったという。

CLE 53に搭載されている3.0L直列6気筒エンジンは、ツインターボ付きの4.0L V8エンジン「M177エボ」に換装された。改良型『Sクラス』で初採用されたパワートレインであり、チューニングによって最高出力646ps(車名の由来)と最大トルク86.7kg-mにまで強化されている。特注のアクラポヴィッチ製チタンエグゾーストが装着され、これによりエンジンの「エモーショナルな魅力」が最大限に引き出されるという。

170kgの軽量化に成功

CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグングは、サーキットでのパフォーマンスを最大限に引き出し、軽量化を図るため、四輪駆動を廃止して後輪駆動に切り替えている。

カーボンファイバー製ボディ、ポリカーボネート製ウィンドウ、さらには専用の12Vバッテリーなど、従来はサーキット専用車にのみ採用されていた軽量化対策が数多く盛り込まれている。一方、ボディは剛性を高めるために補強され、ロールケージが追加されている。

メルセデスAMG CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング
メルセデスAMG CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング    メルセデスAMG

これらの改良により、CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグングの車重は1895kgとなった。大型化し、重いV8エンジンを搭載したにもかかわらず、ベース車両より約170kg軽い。

0-100km/h加速は3.9秒で、これはオプションの「プロ・パフォーマンス・パッケージ」を装備したCLE 53よりも0.1秒速い。また、0-200km/h加速は11.4秒、0-300km/h加速は36.2秒とされる。

ロー&ワイドなスタンス

ボディサイズは、全長4949mm、全幅1987mm、全高1420mm、ホイールベース2875mm。CLE 53より車高が低く、幅は60mm広い。

足回りとしては、KW社と共同開発したスチール製コイルオーバーサスペンションを採用。低速および高速走行時のセッティングをドライバーの好みに合わせて調整できる。ブレーキは、フロントに6ピストンキャリパー、リアにシングルピストンキャリパーを備えたカーボンセラミックディスクを採用している。

メルセデスAMG CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング
メルセデスAMG CLE 646シュペツィアル・アンフェルティグング    メルセデスAMG

エクステリアを際立たせているのは、20インチ鍛造アルミホイールと、大型リアウィングで、本格的なレーシングカーのような雰囲気を醸し出している。

インテリアでは、軽量化のために後部座席と防音材が撤去され、フロントシートは2座のバケットシートとなった。オプションとして6点式レーシングハーネスが用意されている。オーディオシステムも簡素化され、快適装備や運転支援機能の一部が省略された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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