18歳のレーシングドライバーが選んだ2016年式『メルセデス・ベンツAクラス』 実は220psにチューニング済み! 1年で約7万km走行

公開 : 2026.09.14 17:05

保険料は「意外と」安い?

そこで保険の問題が頭に浮かぶ。英国の保険会社は若いドライバーを警戒しており、「改造」という言葉を聞いただけで尻込みする。しかし、ブリンさんによれば、アップグレードを施した彼のA160でさえ、ごく普通のフォード車よりも保険料が安いという。

「ずっとメルセデスのファンだったのですが、最初は(フォードの)フィエスタを検討していました。ただ、標準モデルの保険料の見積もりがとんでもなく高かったんです。そこでスポンサーの1人が、『手持ちのA160があるから、それの保険見積もりを取ってみたらどうだ』と言ってくれました」

メルセデス・ベンツAクラス(今回の取材車両とは別のもの)
メルセデス・ベンツAクラス(今回の取材車両とは別のもの)

「結果、料金はフィエスタの見積もりの約3分の2でした。2500ポンド(約52万円)に対し、1800ポンド(約37万円)です。しかも、これはブラックボックス(翻訳者注釈:走行中のさまざまな情報を記録し、保険会社に送信する装置。一般的に、装着すると保険料が安くなるものの、走る距離や時間帯に制限がつく場合もあるようです)なしの金額です。僕のように頻繁に長距離を運転する身には、ブラックボックスは不向きですから」

ブリンさんのA160はピカピカで(彼は副業で移動式洗車サービスを営んでいる)、運転の楽しさは明らかだが、彼がもう1台欲しがっているクルマがある。それは友人のBMW M135iだ。

「彼が売る気になったら、僕は真っ先に買いに行きますよ」とブリンさんは言う。それまでは、メルセデス・ベンツA160とジネッタG56が、彼のレース活動を支え続けることになるだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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