テスラ新型『ロードスター』、ついに10月1日正式発表へ コンセプト公開から9年 ロケットスラスターで0-97km/h加速1.1秒?

公開 : 2026.09.16 07:45

テスラは10月1日に新型EV『ロードスター』の最終形態を発表する予定です。2017年のコンセプト発表から度重なる延期を経て、ついに量産化の準備が整ったようです。スペースX社のロケット技術にも注目です。

度重なる延期を経てついに完成か

テスラは、待望の新型EV『ロードスター』の量産モデルを10月1日に公開すると発表した。プロトタイプが披露されてからほぼ9年、当初の発売予定から6年遅れての登場となる。

2代目となる新型ロードスターは、当初、0-97km/h加速1.9秒、最高速度400km/h以上、航続距離1000kmを誇るオープンタイプの2+2スポーツカーとして計画されていた。2017年のデビュー当時のあらゆる市販EVを凌駕する性能であり、現在でも多くのモデルを上回る。

テスラのウェブサイトに掲載された、新型ロードスター発表までのカウントダウン(スクリーンショット)
テスラのウェブサイトに掲載された、新型ロードスター発表までのカウントダウン(スクリーンショット)    テスラ

しかし、コンセプトカーの公開以来、その発売は何度も延期されてきた。当初の2020年発売予定は2022年に、さらに2023年、2024年へと先送りされた。その後、テスラが現在商用サービスを開始している自動運転車『サイバーキャブ』など他のプロジェクトに注力したため、長い沈黙が続いていた。

今回、テスラはついにロードスターの最終形態を発表する準備が整ったようだ。同社CEOのイーロン・マスク氏がXに投稿した内容によると、10月1日に「Go for launch(発売実施、またはロケット打ち上げ実施の意)」というキャッチコピーを掲げたイベントが開催されるという。同社のウェブサイトに掲載されたカウントダウンでは、現地時間19時30分に行われるようだ。

スペースXのロケット技術を導入?

「Go for launch」というキャッチフレーズは、マスク氏が以前「ロードスターは静止状態から97km/hまでわずか1.1秒で加速できる」と述べていたオプションのロケットスラスター(低温ガススラスター)を指している可能性が高い。これはF1マシンのほぼ2倍の速さだ。

テスラが公開した予告画像からは、マスク氏率いるスペースX社が開発したスラスターから噴き出す排煙以外、ほとんど手がかりが得られない。しかし、フルワイドのリアライトバーや巨大なウィングなど、控えめでミニマルだったコンセプトカーとは大きく異なるアグレッシブなデザインも確認できる。

以前公開された新型ロードスターのコンセプトモデル
以前公開された新型ロードスターのコンセプトモデル    テスラ

発表イベントはテキサス州ウェーコで行われる。現地にはウェーコ湖という湖があり、ロードスターの「水面に浮く」能力を披露する場として利用される可能性がある。

マスク氏は当初、ピックアップトラックの『サイバートラック』について「一時的にボートとして使用できる」機能の導入を計画していたが、完全には実現しなかった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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