『特務機関NERV』災害対策車両5号機を、三菱とゲヒルンが共同製作 有事に強い『アウトランダーPHEV』がベース【自動車ニュースを読む】

公開 : 2026.09.17 07:25

防災意識の高まりと三菱が担う役割

昨今、日本においても地震や豪雨といった災害が多く、防災意識は高まっているが、いつの時代も災害は想定を上回る事象であることから、依然として痛ましい状況が各地で発生しているのが実情である。

では有事の際への備えは? と問われれば、事前に準備できることとして、避難の方法や場所の周知徹底と訓練、水や食料といった備蓄品の整備等、そして、情報通信の強靭化に向けて電源確保や電波の基地局といったインフラ強化も重要だ。

5号機導入に伴い、先代アウトランダーPHEVをベースとした4号機は退役。エクリプス・クロスPHEVベースの3号機と5号機の2台体制で運用する。写真は1号機(右)と2号機(左)。
5号機導入に伴い、先代アウトランダーPHEVをベースとした4号機は退役。エクリプス・クロスPHEVベースの3号機と5号機の2台体制で運用する。写真は1号機(右)と2号機(左)。    三菱自動車工業

そして、有事の際には人や物を輸送することも重要であるため、荒天時や悪路でも走ることができるクロカンやSUVの評価は高く、車両の信頼性はもちろんのこと走破性やタフさが問われるのが実情である。

三菱にはそれらのモデルが多く、9月に発表された伝統の人気モデルである『パジェロ』、今回ご紹介した『アウトランダーPHEV』、『エクリプス・クロス』、悪路走破性では世界最高レベルのミニバンである『デリカ』、ピックアップトラックの『トライトン』といったモデルが揃う。

災害対策車両はもちろん、一般ユーザーの車両も三菱のモデルだからこその走破性の高さやタフさが威力を発揮する場面が有事の際には想定されるだろう。日本で三菱の各種モデルが販売されている価値は大きいと、改めて感じた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    橋爪一仁

    Kazuhito Hashizume

    ジャーナリスト。自動車業界を経て現在はアビームコンサルティング(エグゼクティブ・フェロー)。企画業務を中心に自動車のブランド・オリジナリティ時代におけるCASE、DX×CX、セールス&マーケティング、広報、渉外、認証、R&D、工場管理、生産技術、製造等の幅広い領域を研究、アドバイザー業務を中心に活動中。特に自動車を経済と技術の側面から分析するのが専門。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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