アウディA4(B9系)【UK中古車ガイド】 メルセデス・ベンツCクラスやBMW 3シリーズよりも控えめなことが魅力 インテリアは歴代の頂点

公開 : 2026.10.02 18:05

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ダン・バーンズ氏

「2017年式のA4 2.0 TDIに乗っています。27万kmを超えても、走りは素晴らしい。高速道路では滑らかで静か。安定性も高いです。追い越しも余裕で、燃費も優秀ですよ」

アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)
アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)

「ブレーキ自体は正常に効くのですが、最近、ABSの警告灯が消えなくなりました。システムのリセットが必要かもしれません。以前にブレーキ圧センサーが故障し、200ポンドで修理しています」

購入時に気をつけたいポイント

エンジン

2.0Lガソリンは、10万kmを過ぎた辺りからエンジンオイルの消費が増える傾向。すべてのユニットで、ラジエータークーラントが漏れがち。ディーゼルでは、微粒子フィルターの定期的な交換が必要になる。過去に実施済みか、記録を確かめたい。

トランスミッション

SトロニックATは、滑らかに変速できるか確かめたい。クワトロの場合は、リアデフ・ケースのフルード漏れがないか観察したい。

サスペンションとブレーキ、タイヤ

アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)
アウディA4(B9系/2015〜2025年/英国仕様)

電子パーキングブレーキが正常か確かめたい。安全な場所での急ブレーキで、ABSコントロールユニットの状態はチェックできる。走行中にステアリングホイールの振動が続く場合は、アライメントやホイールバランスの調整が必要だろう。

サスペンションは、伸縮時の異音がないか確認したい。アダプティブダンパーはオプションで、モードの切替を試したい。

ボディ

ボディパネルの隙間が均一か、塗装に不自然な部分がないか、過去の修理状態を観察したい。LEDヘッドライトは特に、正常に点灯するか確かめたい。修理は高額だ。

インテリア

内装は品質が高く、走行距離を感じさせない。メーターの距離が正確か、確かめたいところ。エアコンやタッチモニター、スマホ接続の状態、カメラが正常に動くか、カーペットが不自然に湿っていないかもチェックポイント。

知っておくべきこと

正規ディーラーの整備費用は安くないが、英国では定額制の月額プランで軽減できる。アウディのHPで、登録番号と走行距離を入力すると加入金額を見積もれる。

英国では2017年から、4万ポンド(約832万円)以上の高級車への追加課税制度が始まった。登録から5年目まで課税対象で、2022年式では2027年まで支払う必要がある。

英国ではいくら払うべき?

8000ポンド(約166万円)〜1万2999ポンド(約269万円)

走行距離が16万km以下のディーゼルターボや2.0Lガソリンターボの、前期型のB9系を英国では探せる価格帯。2020年式など、フェイスリフト後も含まれる。

1万3000ポンド(約270万円)〜1万9999ポンド(約415万円)

英国では、B9系のA4で最も流通量の多い価格帯。2020年式以降の割合が増え、エンジンやトリムグレードの選択肢も多い。

2万ポンド(約416万円)以上

アウディA4 2.0 TFSI 40 ブラックエディション Sトロニック(2019年式/英国仕様)
アウディA4 2.0 TFSI 40 ブラックエディション Sトロニック(2019年式/英国仕様)

比較的新しいB9系をお考えなら、まだこの価格帯まで奮発が必要。走行距離の短い2023年式や2024年式を探せる。

英国で掘り出し物を発見

アウディA4 2.0 TFSI 40 ブラックエディション Sトロニック(英国仕様) 登録:2019年 走行距離:6万5900km 価格:1万8420ポンド(約383万円)

アウディの認定中古車で、189psのガソリンエンジンを積む。フェイスリフト前だが、実は前期型の方が内装の素材は僅かに優れる。

記事に関わった人々

  • ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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