最終進化形としてコンセプトを定義 ミウラSVからレヴエルトSVまで、ランボルギーニ・スーパーヴェローチェ『公式』ヒストリー(2)

公開 : 2026.09.20 11:45

9月1日、ランボルギーニから『スーパーヴェローチェ:特別感と感動、パフォーマンスを受け継ぐ伝統』と題したプレスリリースが発行されました。ここではミウラSVからレヴエルトSVまでその系譜を解説した公式資料として、一部編集を加え全文掲載します。

ランボルギーニ・ミウラSV(1971年)

ランボルギーニ・ミウラをさらに進化させたモデルとして、ミウラSVは1971年に公開された。ミドシップに搭載された4LのV型12気筒エンジンは385hpを発揮し現代のスーパーカーの先駆けとなったミウラは、0-100km/h加速を約5.5秒で達成し、最高速度は280km/hを優に超えた。

ミウラ・シリーズの最終進化形として、高出力化に加え、ボディの強化、冷却性能と運転快適性の向上も実現された。ミウラSVはランボルギーニ初のスーパーヴェローチェとなり、SVのコンセプトを定義すると同時に、その後に続く高性能モデルの基準を築いた。ミウラSVは150台のみが納車された。

ランボルギーニ・ミウラSV(1971年)
ランボルギーニ・ミウラSV(1971年)    ランボルギーニ

ランボルギーニ・ディアブロSV(1995年)

1995年に登場したディアブロSVは、エクスクルーシブなスーパーカーの領域でランボルギーニの存在感をさらに際立せた。スーパーヴェローチェは、オリジナル版から40kgの軽量化を実現し、大型化されたエアインテークをはじめとする洗練されたエアロダイナミクスを特徴としていた。このほかにも、最適化されたサスペンションとブレーキ、伝統的な後輪駆動を採用していた。

その結果、パフォーマンスを徹底的に追求したモデルが誕生し、現代のランボルギーニにおけるSVコンセプトの復活を象徴した。5.7LのV12エンジンが放つ最高出力は510hpに上り、0-100km/h加速を約4.5秒で達成した。

ランボルギーニ・ディアブロSV(1995年)
ランボルギーニ・ディアブロSV(1995年)    ランボルギーニ

ランボルギーニ・ムルシエラゴLP670-4SV(2009年)

21世紀を迎え、ランボルギーニは圧倒的な存在感を放つランボルギーニ・ムルシエラゴLP670-4SVを発表した。本モデルに搭載された6.5LのV12エンジンは驚異の670hpを発揮し、0-100km/h加速は約3.2秒を記録したが、その驚くべきパフォーマンスを実現したのは、圧倒的なパワーだけによるものではない。

ムルシエラゴLP670-4SVは、オリジナル版と比較して100kg程度軽量化され、リアスポイラーとフロントスプリッターを含む新たなエアロダイナミクスを採用していた。また、スーパーヴェローチェ初の全輪駆動となり、徹底的にサーキット向けのチューニングが施されていた。

ランボルギーニ・ムルシエラゴLP670-4SV(2009年)
ランボルギーニ・ムルシエラゴLP670-4SV(2009年)    ランボルギーニ

350台のクーペと50台のロードスターのみが生産され、限定生産となったアイコニックなムルシエラゴLP670-4SVは、クラシックV12時代の頂点を象徴するモデルとなった。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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