ホンダ・スーパーワン vs ルノー・トゥインゴ(1) 近年稀に見るほど可愛い2台 「キミに決めた!」と叫びたくなる

公開 : 2026.10.19 18:05

ポケモンのような可愛くも逞しい容姿

スーパーワンは、幅が細く背が高い。押し出しの強いフロントマスクや、ブリスターフェンダーで、可愛くも逞しい容姿にまとまっている。まるで、タイヤの付いたポケモン。「キミに決めた!」と叫びたくなるのは、筆者だけではないだろう。

スクエアなプロポーションのおかげで、車内空間は驚くほど。トゥインゴ E-テックより全幅は約150mm狭いが、全高は約120mm高く、フォルクスワーゲン・ゴルフへ匹敵するほど広い。身長が190cm近い筆者が後席へ座っても、膝前には余白が残るほど。

ホンダ・スーパーN(スーパーワン) アドバンス(英国仕様)
ホンダ・スーパーN(スーパーワン) アドバンス(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

更にリアシートは、座面を跳ね上げれば背の高い荷物を載せられ、背もたれを倒せば荷室と繋がった空間を生み出せる。手品仕掛けのようだ。

グラフィックやフォントも専用デザイン

トゥインゴ E-テックのキャビンは、よりオーソドックス。空間的にはひと回り狭く、開放感もやや劣る。後席は、筆者の体型では正直狭く、平均的な大人でも短時間なら我慢できる程度だろう。左右独立してスライドでき、荷室は305Lと広いが。

前席側の雰囲気は、遥かにポップ。塗装色と同じカラーのトリムが華を添え、ハザードスイッチは巨大でコミカル。タッチモニターは大きく明るく、グラフィックやフォントが、トゥインゴ専用にデザインされていることには感心する。

ルノー・トゥインゴ E-テック・エレクトリック・テクノ(欧州仕様)
ルノー・トゥインゴ E-テック・エレクトリック・テクノ(欧州仕様)

クルーズコントロールのアイコンは、トゥインゴのカタチ。小さなコストで、大きな効果を生んでいる。とはいえ、リアウインドウは横ヒンジで押し出すタイプ。ダッシュボード中央には、エアコンの送風口がない。硬いままの樹脂製部品も多い。

初代トゥインゴへ近いフォルムを求めた結果、ダッシュボードは位置が高め。フロントウインドウは横に長く、前方視界は若干限られる。

この続きは、ホンダ・スーパーワン vs ルノー・トゥインゴ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ホンダ・スーパーワン vs ルノー・トゥインゴの前後関係

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