【休日クラシック・ポルシェ・アーカイブ #16】1974年ポルシェ911カレラ「親しみを込めてヨンカレ、74カレラと呼ばれる」

公開 : 2026.06.13 09:11

世界的な人気モデルとして支持され、サーキットでも数えきれぬ栄光の記録を刻んできたポルシェ。土日祝日の午前9時11分に公開する、そんなポルシェの足跡を膨大なアーカイブと共に振り返る連載です。#16は『1974年ポルシェ911カレラ』です。

1974年ポルシェ911カレラ

911シリーズの高性能版となるカレラが、1974年モデルにも用意された。

ビッグバンパーでダックテールという組み合わせはこの年だけとなる。張り出したリアフェンダーは、手作業で製作された73カレラから進化し、一体のプレス加工されたものに変更された。

1974年ポルシェ911カレラ
1974年ポルシェ911カレラ    ポルシェ

エンジンは『73カレラ』に準じたもので、最高出力は210hpで変わらない。ノーマルモデルの燃料供給はボッシュKジェトロニックに変更されたが、カレラ2.7は『73カレラ』と同じボッシュ・クーゲルフィッシャー製メカニカル・フューエル・インジェクションが継承された。

エクステリアでは、ウインドウ・モールがブラックになり、ドア・オープナーハンドルも73カレラがクロームだったのに対し、ブラックに変えられた。ドアミラーに変更は無く、角型が備わる。

1974年ポルシェ911カレラは、日本のポルシェ・ファンの間では親しみを込めて『ヨンカレ』、『74カレラ』と呼ばれている。

北米仕様は、より厳しくなった排気ガス規制に対応するため、燃料供給がボッシュKジェトロニックに変更され、そのため最高出力は175hpまでダウンしてしまった。

●空冷水平対向6気筒 2687cc ●210hp ●240km/h

(当連載は、基本的に土日祝日の午前9時11分に公開しています)

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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