BMW M4 GTS、最新フォト&ビデオ

公開 : 2015.12.12 22:40  更新 : 2017.06.01 01:40

BMW 4シリーズの頂点に立つM4 GTSの最新の写真とビデオが公開された。もちろん合法的に公道を走ることは可能だが、その主たる目的はサーキットにある。

0-100m/h加速3.8秒というタイムは、現行BMWとしては最速で、スタンダードなM4よりも0.5秒早く、M6コンペティション・パックと較べても0.1秒速い。また、トップ・スピードはリミッターで制御された306km/hとなる。

これほどまでに加速がよくなった原因のひとつは、3.0ℓ6気筒ツインターボ・ユニットに装備されるウォーター・インジェクション・システムにある。これは、トランクにコンプレッサーを備えた5ℓの蒸留水タンクを持ち、この蒸留水を高回転になると冷却のため霧として噴射するというもの。プロダクション・モデルのBMWとしては初の装備だ。

エンジン・パワーは500psに、トルクは61.1kg-mに達しているが、出力が増大したにもかかわらず、燃費は12.0km/ℓ、CO2排出量は194g/kmと、BMW M4 クーペと同じ低水準を維持している。

M4 GTSのプロダクト・マネージャー、クリストフ・スミエスコルによれば、「トルクが太くなったことが明らかにわかるエンジンだ。しかも5500rpmを越えた高い回転数ではさらなるパンチを感じることができるはずだ。」とコメントしている。

また、BMWは軽量化がこのM4 GTSのひとつの目的であったという。リア・シートは排除され、フロントにカーボンファイバー製のバケット・シートを装備したことで、20kgも軽量化がなされている。ノー・コスト・オプションであるクラブスポーツ・パッケージでは、標準的な3点式シートベルトに変えて、Mストライプの3点式シートベルトと消火器、ロールケージが取り付けられる。また、防音材なども省かれている。

エクステリアではフロント・ボンネットとスポイラー、レア・ディフューザー、ルーフ、リア・スポイラーなどがカーボンファイバー製となっている。カーボンファイバー製ボンネットは3kgの軽量化となり、カーボン・セラミック・ブレーキは合計で8kgの軽量化に繋がっている。

総合で80kgのダイエットに成功しており、総重量は1510kgにまでなっている。

トランスミッションはラウンチ・コントロール付きの7速のMDCTデュアルクラッチ。タイヤはフロントが19インチ、リアが20インチでミシュランのパイロット・スポーツ・カップ2が履かされる。

ボディ・カラーは、ブラック、ホワイト、マットグレーの3色が選択可能だ。

合計700台が生産予定で、30台はイギリス向けの右ハンドルとなる。価格は£121,770(2,230万円)だ。生産は今年の終盤から行なわれ、デリバリーは来春からとなる模様。

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