巨匠ジョルジェット・ジウジアーロの傑作 50選(前編) 流麗なマツダ・ルーチェから超希少なワンオフモデルまで
公開 : 2026.06.14 11:05
自動車デザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏はこれまで、高級車やコンセプトカーだけでなく、手頃な普及車など多くの作品を手掛けてきました。本特集では、その中から特に印象的な名車を50台紹介します。
もくじ
ー多大な影響を与えたデザイナー
ーゴードン・キーブルGT(1960年)
ーフェラーリ250 GT SWBベルトーネ(1960年)
ーBMW 3200 CS(1961年)
ーイソ・リヴォルタIR 300(1961年)
ーアストン マーティンDB4 GTベルトーネ「ジェット」(1961年)
ーASA 1000 GT(1962年)
ーシムカ1000クーペ(1962年)
ーアルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGT(1963年)
ーマツダ・ファミリア(1963年)
ーイソ・グリフォ(1963年)
ーアルファ・ロメオ・カングーロ(1964年)
ーイノチェンティ186 GT(1964年)
ーフィアット850スパイダー(1965年)
ーマツダ・ルーチェ(1966年)
ーデ・トマソ・マングスタ(1966年)
ーマセラティ・ギブリ(1966年)
多大な影響を与えたデザイナー
ジョルジェット・ジウジアーロ氏は、史上最も影響力のある自動車デザイナーと言われている。1955年、ジウジアーロ氏は学生展に作品を出展し、そこでフィアットの技術責任者ダンテ・ジアコーサ氏の目に留まった。その後の展開は、ご存知の通りだ。
本特集では、過去数十年でジウジアーロ氏が生み出した素晴らしいデザインの数々を見ていきたい。中には極めて希少なモデルもあれば、非常に一般的なモデルもある。もしかしたら、あなた自身も彼のデザインしたクルマを運転したことがあるかもしれない。

ゴードン・キーブルGT(1960年)
すべてはここから始まった。1964年から1967年の間にわずか100台しか生産されず、ほとんど知られていない英国車だ。
ゴードン・キーブルGTはスチール製シャシーにグラスファイバー製のボディシェルを採用し、コルベットの5.4L V8エンジンを搭載している。熱心なオーナーズクラブのおかげで、生産された車両のほぼすべてが現存している。

フェラーリ250 GT SWBベルトーネ(1960年)
フェラーリが創業から6年を経て発表したのが250だ。この名称は、3.0L V12エンジンのシリンダー1本あたりの排気量が250ccであることに由来する。
250シリーズには数多くのバリエーションが存在するが、中でも最も人気を集めているのが250 GT SWBだ。機動性の向上と軽量化を図るため、ホイールベースを200mm短縮したことからSWB(ショートホイールベース)と名付けられた。主にレーシングカーとして開発されたが、公道走行用の車両も少数生産された。

BMW 3200 CS(1961年)
BMWの有名な「ホフマイスター・キンク」を初めて採用したモデルである。この名称は当時のデザイン責任者ヴィルヘルム・ホフマイスター氏に由来するが、実際にこのデザイン要素をBMW車に取り入れたのは、当時ベルトーネに在籍していたジウジアーロ氏であった。
ただし、彼がこのデザインを初めて採用したわけではない。数年前にランチアがすでに採用しているのだ。

イソ・リヴォルタIR 300(1961年)
お世辞にも「美しい」とは言えないが、このリヴォルタは1960年代で最も高性能なグランドツアラーの1つだった。ゴードン・キーブルと同様に5340ccのコルベットV8エンジンを搭載し、ベルトーネのデザインスタジオに在籍していたジウジアーロ氏によって設計された。同氏とベルトーネは後に競合関係となる。



























