ロータス・エスプリから初代スズキ・セルボまで 巨匠ジョルジェット・ジウジアーロの傑作 50選(中編)

公開 : 2026.06.14 11:25

自動車デザインの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏はこれまで、高級車やコンセプトカーだけでなく、手頃な普及車など多くの作品を手掛けてきました。本特集では、その中から特に印象的な名車を50台紹介します。

フィアット・ディーノ・クーペ(1967年)

フィアット・ディーノ・スパイダーのデザインはピニンファリーナが担当したが、ディーノ・クーペはベルトーネ、具体的には同社に在籍していたジウジアーロ氏の手によるものだ。

フェラーリ・ディーノと同じ2.0L(後に2.4L)V6エンジンを搭載し、非常に人気の高いコレクターズアイテムとなっている。

フィアット・ディーノ・クーペ(1967年)
フィアット・ディーノ・クーペ(1967年)

いすゞ117クーペ(1968年)

いすゞ117は1960年代後半に発売され、1977年に大幅なモデルチェンジを経た後、1980年代初頭まで生産が続いた。

フロントエンジン・後輪駆動の117には、1.6L、1.8L、2.0Lのガソリンエンジン、あるいは2.2Lのディーゼルエンジンが用意されていた。

いすゞ117クーペ(1968年)
いすゞ117クーペ(1968年)

BMWスピカップ・コンセプト(1969年)

BMW 2500をベースに、スパイダーとクーペの特徴を融合させた(ゆえにSpiCup=スピカップ)このコンセプトカーは、1969年のジュネーブ・モーターショーでベルトーネのブースにて初公開された。

1台限りの製作だったが、後に売却され、日常の足として使われていた。そして20年間納屋で放置されていたところ、2011年に完全修復され、46万ユーロで売却された。

BMWスピカップ・コンセプト(1969年)
BMWスピカップ・コンセプト(1969年)

ロータス・エスプリ(1972年)

自動車デザイン史における不朽の名作の1つである初代エスプリは、2度にわたり「ボンドカー」としても有名になった。『007/私を愛したスパイ』には初期のシリーズ1が登場し、『007/ユア・アイズ・オンリー』ではエスプリ・ターボ・エセックスが登場した。

常に4気筒エンジンを搭載していたエスプリだが、ピーター・スティーブンス氏による再設計からほぼ10年後の1996年になってようやく、V8エンジンが導入された。

ロータス・エスプリ(1972年)
ロータス・エスプリ(1972年)

マセラティ・メラク(1972年)

ジウジアーロ氏がデザインしたV8エンジン搭載のマセラティ・ボーラを発展させたモデルであるメラクは、ミドシップに2.0Lまたは3.0LのV6エンジンを搭載している。

ランボルギーニ・ウラッコやフェラーリ308 GT4(いずれも後発モデル)と競合し、1983年までに約2000台が生産された。

マセラティ・メラク(1972年)
マセラティ・メラク(1972年)

ヒョンデ・ポニー(1975年)

ヒョンデ・ポニーは1974年10月のトリノ・モーターショーで初公開され、1975年に量産段階に入った。韓国初の量産車である。

また、英国で販売された最初の韓国車でもあるが、実際に英国に上陸したのは1982年になってからである。1.2L、1.4L、または1.6Lのガソリンエンジンが用意されていた。

ヒョンデ・ポニー(1975年)
ヒョンデ・ポニー(1975年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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