スズキは、ハッチバックタイプの新型小型乗用車、バレーノを発売した。ラインナップは、1.0ℓターボエンジン車(XT)と1.2ℓ自然吸気エンジン車(XG)の2機種で、ターボエンジン搭載車は5月13日の発売となる。

Bセグメントながら、スイフトより一回り大きなバレーノは、デザイン、居住性、走行性能、安全性能などを高い次元で調和させたコンパクト・ハッチバック。インドの子会社であるマルチ・スズキ・インディア社で生産し、スズキ・ブランドの輸入車として日本で販売を行う。

パワートレインは、新開発1.0ℓ直噴ターボのブースタージェット・エンジン+6速ATの組み合わせと、1.2ℓ自然吸気デュアルジェット・エンジン+CVTの組み合わせの2種類とし、軽量で高剛性の新開発プラットフォームに搭載した。このうち、1.0ℓターボのみ日本の相良工場で生産し、インドでボディに組み付ける。

エクステリアは、ロー&ワイドなプロポーションに、流体金属をイメージした抑揚豊かなボディワークで構成。

インテリアは、ブラックを基調に、シルバーやピアノブラックを配し、後席はスイフトよりもスペースを広げた。また、リアシートを倒さずにトランク内へベビーカーを横置き積載できるのもセールスポイントだ。

価格は1.2ℓ自然吸気のXGが1,414,800円。1.0ℓターボのXTが1,617,840円。

バレーノはインドから初めて日本へ輸出されるモデルとあって、発表会では駐日インド大使のスジャン・R・チノイ閣下から祝辞が寄せられた。