メルセデス-AMG S63カブリオレ

公開 : 2016.04.12 23:40  更新 : 2017.05.23 16:42

メルセデスが主張する空気抵抗係数は0.29だ。このクラスではもっとも空気抵抗が小さい類とのことで、ドアのシーリングの強化や2枚重ねのサイド・ガラスを採用することで、洗練性を高めているようである。

S63カブリオレは、S63クーペと同じく5.5ℓのV8ツイン・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載する。バンク角90°のこのユニットは585psを叩き出し、4.7ℓV8エンジンを搭載するS500よりも131psパワフルである。一方、6.0ℓ V12ツイン・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載するトップ・グレードのS65カブリオレは、S63カブリオレよりも45ps大きいパワーを生みだす。

トランスミッションはAMG製の7速オートマティック・スピードシフトで、駆動方式は4マティックと呼ばれる4WDである。前後のトルク・スプリットは33:67とし、モードはあわせて4つが用意されている。足元はエアマティック・サスペンション(エア・スプリングと可変ダンパー)で武装され、こちらはコンフォート/スポーツ・モードの2種から選べる。

キャンバー角は増し、スタビライザーの径も大きくなった。またリアのサブフレームも強度が増している。ボタンを押すと車高は30mm高まり、スポーツ・モードで120km/hを超えると元の位置まで下がる。

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