ミニ、ロケットマンとスーパーレジェーラについてコメント

公開 : 2016.04.20 22:45  更新 : 2017.06.01 01:33

現行ミニよりも一回り小さいロケットマンと、ロードスター・コンセプトであるスーパーレジェーラの噂はあるが、開発中という情報はまだ入ってきていない。

製品開発チーフのラルフ・マーラーは、一回り小さいミニについて “可能性は五分五分” という姿勢をとる。

ロケットマンと呼ばれるこのクルマがはじめて公開されたのは2011年だった。全長はわずか3.2m。‘ミニ’ ミニである。製品化のチャンスはあったが、プラットフォームを持っておらず、技術的な挑戦も必要だったそうだ。

しかしマーラーは、電気テクノロジーが進化した今、EVとしての導入の可能性は無きにしもあらずだという。この方が内燃機関を載せるより簡単なのだ。

また親会社であるBMWがiブランドを立ちあげという事実も大いに関係している。エンジンを持たない分、より広い室内スペースが確保できるというメリットもある。また、トヨタダイハツといった日本の小型車製作を得意とするメーカーとのパートナーシップも追い風になりそうだ。

もうひとつ、ミニ・スーパーレジェーラに関してだ。これはミニのデザイン・チームとコートビルダーのツーリング・スーパーレジェーラが共同立案したもので、駆動方式がFRの2シーター・オープンだ。「反響はかなりよかったです」とマーラー。「しかし、どれほどの需要があるかを考えると、これはチャレンジというほかないですよね」

さらにマーラーは「クルマとしては気に入っているのですが、果たしてミニというブランドに適合しているかどうかも不安です。スーパーレジェーラが何らかのメリットをもたらすことまではわかるのですが、開発まで踏み切れていないのはそういった理由です」とも。

6月16日のロンドンでどのようなコンセプトを発表するかはまだ明らかになっていないが、「次の世代を示すものになるはずです」と答えてくれた。

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