メルセデス・ベンツ、GLを刷新し、GLSとして発売

2016.04.27

メルセデス・ベンツ日本は、最上級SUVのGLを刷新し、GLSとして発売した。

GLSは、メルセデスのSUVで唯一の7人乗り・3列シートのパッケージ。3列目を倒せば、ゴルフバック4つを積載することもできる。

今回の新型モデル導入を機に、メルセデスのSUVモデルを表す「GL」とSクラス同等の安全性を表す「S」を組み合わせ、GLSというモデル名に刷新した。

エクステリアは、フロント・グリルに2本のルーバーと大口化エアインテークというAMGデザインを採用。アンダーガードやルーフレール、サイドスカートなど随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れた。

また、メルセデス-AMG GLS63 4マティックの足元には、メルセデスの現行ラインアップで最大径の22インチ・ブラックAMGマルチ・スポークを装備している。

インテリアは、Sクラス同等の上質さを備えている。3列シートの全席にエルボールームとヘッドルームを広く確保し、大人7人がくつろげる空間を提供。シートレイアウト変更により、ラゲッジルームは680ℓから最大積載量2300ℓまで調整が可能だ。

シャシーは、路面状況に応じてばね定数、減衰力、車高を自動的に調整できるエア・マティック・サスペンションを装備。4マティックや、横風に対してブレーキ制御を行うクロスウインド・アシストなど、オン/オフを問わず走行安定性と快適性を提供する。今回の変更に伴い、9速オートマティックの9G-トロニックも採用した。

また、オフロード機能としては、DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)や、オフロードモードを装備。GLS550 4マティック・スポーツに標準設定される「ON&OFFロード・パッケージ」は6つのドライビング・プログラムを備えており、トランスミッションのプログラムに加え、エンジン特性、サスペンションの減衰特性、ステアリング特性、ECOスタートストップ機能が変化する。

パワートレインは、GLS350d 4マティックおよび同スポールに搭載される3.0ℓV型6気筒BlueTECエンジンは、258ps、63.2kg-mというスペック。

GLS550 4マティック・スポーツには、455ps、71.4kg-mを発生する4.7ℓV型8気筒ツインターボBlueDIRECTエンジンを搭載し、今回から搭載される「9G-トロニック」との採用により、ハイパワーと高い燃費性能を両立させた。

メルセデス-AMG GLS63 4マティックは、5.5ℓV8直噴ツインターボ・エンジンを搭載。585ps、77.5kg-mとセグメントNo.1の性能を発揮する。ほかにも専用セッティングのAMG 4マティック、AMG専用のAMGライド・コントロール・スポーツサスペンション、アクティブ・カーブ・システムを採用した。

発表会では、アメリカン・フットボール・プレイヤー7名が登場。大柄な男性7人が乗りあわせてもゆとりのあるGLSのパッケージを披露し、会場を沸かせた。

価格は、10,700,000円から19,000,000円。


▶ 海外初試乗 / メルセデス・ベンツGLS350d(英国試乗)
▶ 海外初試乗 / メルセデス・ベンツGLS350d

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