最後のFRコルベットとなる2017年型ZR1

公開 : 2016.08.27 04:40  更新 : 2017.06.01 00:44

2017年モデルのシボレーコルベットZR1は707psのエンジンと固定式の巨大なリア・ウイングを持つ史上最速のコルベットとなる。ポルシェ911GT3をもライバルとするZR1には、現在最速のコルベットZ06よりも軽量化されたホイールもセットされる。

ZR1は、アメリカ市場では、フォード・シェルビーGT500マスタング、ダッヂ・チャレンジャー・ヘルキャットなどが対抗馬だ。いずれも700ps以上の6.2ℓV8スーパーチャージャーを搭載したモデルだ。

ZR1のシャシーは、サーキット・ドライビングにも適合するようにチューニングが施され、マグネティック・ライド・コントロール・システムはよりハードなセッティングとなっている。また、より強化されたロールバーとスプリングも装備される。

タイヤはミシュラン・スポーツ・カップ2が採用され、最大のダウンフォースを得るようにGT3レーサーから移植された大型のリア・ウイング、フロント・スポイラー、そしてクーリング・ダクトが付けられる。

このテスト・モデルはカーボン・セラミック・ブレーキを装備しているが、これはオプションとなる予定で、スタンダートはスティール・ローターになる。

ZR1のパフォーマンスはZ06を遥かに上回るもので、0-100km加速が2.9秒、最高速度は300km/hとされる。

発表は来年1月のデトロイト・モーターショーになると思われる。

このC7のZR1は最後のフロント・エンジン・コルベットとなる。2018年に登場が予定している次世代のC8コルベットは、ミドシップ・レイアウトになることが決定している。



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