第27回コッパ ディ 小海

2017.04.08-09

285kmのコースを2日間で走り切り、ヒルクライムも併催されるヒストリックカー・ラリー、コッパ ディ 小海は今年で27回目の開催となります。今年の目玉は合計4台が集合したマトラ/ルネ・ボネ・ジェット。他にもエンスージァスティックな名車達が集い、長野の高原を元気に走る姿を見せてくれました。

text:Gumi Ogata(小方具美) photo:Yasuaki Kitajima(北島泰明)、Akira Murayama(村山 東)、コッパ ディ 小海実行委員会

 
日本におけるヒストリックカー・ラリーの草分けとなる、COPPA DI KOUMI が今年も開催された。1991年から、連続27回目の開催となり、日本でもっとも質の高いエンスージャストが集まるイベントとして夙に知られている。外から見ると、他のヒストリックカー・イベントとは一線を画すような敷居の高いエクスクルーシブな雰囲気があると思われている。しかし、それは恐らくは高原という下界から隔絶された風土が醸し出すものであって、実際には主催者も参加者たちも、皆紳士、淑女であり、とても和やかなムードが漂っている。

毎年、4月第2週目のウィークエンドが恒例の開催日となっており、初日の土曜日は公道を走行するラリー&ツーリング。今年のルートは、松原湖高原の標高1500mに位置する小海RE-EXホテルをスタートして、さらに上に登って雪の谷間を走り三才山トンネルを抜けて松本に出て、松本城を眺めたのちは安曇野まで走るというルートが初めて用意されたのがニュースだ。安曇野からの帰路は、諏訪を経て霧ヶ峰を通過して小海RE-EXホテルに戻るという変化に富んだもの。

霧ヶ峰では、その名称の由来どうりの濃霧のなかを、まさに五里霧中状態で参加者たちは果敢に走ったものだ。そして、車山高原を経て、今も氷の張る白樺湖、女神湖畔を横目に見て、再び小海RE-EX ホテルに戻るという、1000m級の山を駆け登ったり、駆け下りたりする、現代のクルマにとっても過酷な285kmのルートといえる。

そこを無事に走りきった参加車両は、賞賛に価する。とくにブガッティT13、そしてタトラT57などの戦前車がノントラブルで完走したことは絶賛に価するだろう。

2日目の日曜日はホテルの敷地内での1kmを超えるヒルクライムである。あいにく深い霧から雨へと変わる天候であったが、小海のエントラントは経験豊富な紳士ばかりなので、クルマの限界をわきまえながらも果敢に走った。今回の参加車両では、マトラ/ルネ・ボネ・ジェットが4台も数えられたのが特筆に価する。最初期のルネ・ボネ・ジェットから、最終型のマトラ・ジェット・シスまで、ジェットの各モデルが揃い、しかもヒルクライムのトップタイムもジェットが叩き出したのであった。

  • 小海RE-EX上の道は雪に覆われ、前日に除雪して走行が可能となった。

  • スタートに先がけてドライバーズ・ミーティングを行った。

  • 松本に向かう途中の白樺湖は、まだ氷が張っている状態だった。

  • 土曜日は小海RE-EXを起終点としたラリー&ツーリングが行われた。

  • 土曜日夜のウェルカムパーティでは、唐沢寿明さんと新井寿一小海町町長の2ショットが見られた。

  • パーティの司会と歌手を務めた湯沢かよこさんと、進行を担当してくれたスタッフの井出ゆかりさん。

  • 参加者たちは気合い満々で、多少天候が崩れて雨が降り出してもトップを上げることはなかった。

  • ヒルクライムはホテルの敷地内に1kmを超えるコースが設けられた。

  • コース内に設けられたシケインには、昔ながらの雰囲気あふれる藁束を使用。

  • 今回はマトラ/ルネ・ボネ・ジェットが4台も参加したのが特筆に価する。

  • フランス車初となる量産ミドシップ・スポーツは今も色褪せない。

  • ヒルクライムのトップタイムを叩き出した1964年型ルネ・ボネ・ジェット。

  • 1965年型マトラ・ジェット5

  • 1965年型マトラ・ジェット5

  • 1967年型マトラ・ジェット6

  • 1932年型タトラ T57が姿を見せた。伝統のグリルレス・デザインが特徴。

  • タトラ T57のフロントには空冷水平対向4気筒エンジンが搭載される。

  • 1924年型ブガッティT13 ブレッシア

  • 1937年型ブガッティT57ベントー

  • 1928年型ランチア・ラムダ・トルペード

  • 1940年型フィアット・トッポリーノ・テスタ・マリーノ

  • 1933年型モーガン3ホイラー・スーパースポーツ

  • 1936年型モーガン3ホイラー・スーパースポーツ

  • 1949年型シアタ・アミカ

  • 1948年型チシタリア204

  • 1955年型OSCA MT4

  • 1952年型パナール・クレパルディ・アレマノ

  • 1948年型チシタリア202SC

  • 1954年型フィアット1100TVピニンファリーナ

  • 1955年型フィアット1100TVトラスフォーマブル

  • 1959年型フィアット1200スパイダー

  • 1964年型アルファ・ロメオ・ジュリアTZ-1

  • 1961年型OSCA1600GTザガート

  • 1962年型CD LM62

  • 1964年型アバルト・シムカ1300GT

  • 1961年型フィアット・アバルト・モノミッレGT

  • 1959年型フィアット・アバルト750GTザガート

  • 1957年型アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スパイダー

  • 1960年型アルファ・ロメオ・ジュリエッタ・スパイダー

  • 1971年型ディーノ246GT

  • 1972年型ディーノ246GT

  • 1964年型ロータス・エランS2

  • 1967年型ロータス・エランS3 fhc

  • 1967年型ロータス・エランS3 dhc

  • 1958年型ポルシェ356A

  • 1965年型ポルシェ356SC

  • 1973年型ポルシェ914

  • 1966年型ポルシェ911

  • 1967年型ポルシェ911S

  • 1972年型ポルシェ911T

  • 1948年型MG-TC

  • 1956年型MG-A

  • 1971年型MG-B

  • 1964年型オースチン・ミニ・クーパーS

  • 1958年型オースチン・ヒーレー・スプライトMk-I

  • 1969年型マツダ・コスモ・スポーツ

  • 1972年型メルセデス・ベンツ280SL(車両変更)

  • 1985年型ポルシェ911カレラ3.2タルガ(車両変更)

  • 1991年型ニッサン・フィガロ(車両変更)

  • 先導車のゼロカーは、エンスー注目のアバルト124スパイダーが務めた。

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