アルピナB4 Sに試乗 B4からのステップアップ、M4との差別化は成功か?

公開 : 2017.07.11 12:40  更新 : 2017.07.11 13:52

■どんな感じ?

なにより上品 ただし野蛮さも

B4を運転して遅いと感じたことはないが、B4 Sクーペを運転すると、このクルマは、シリアスなハイパフォーマンスカーなのだと改めて感じさせられる。

その理由は明らかである。パワーではなく、より日常で恩恵を感じられるトルクにあり、常用回転域に上乗せされたトルクが、先代モデル比で明らかな差を生み出しているのだ。

アクセルのレスポンスは、自然吸気エンジンのそれに匹敵するもので、躾けの行き届いた排気音は、どのモデルよりも上品である。

シャシー、手を入れなくてよかった?

手の付けられなかったシャシーは、アップデートされたパワートレインについていけるのか? という、辛口な向きが指摘をしそうな点に関しては、試乗が許された唯一の場所である、サーキット上では、特に問題はなかった。

シャシーがM4よりもソフト志向であるため、高速コーナーでは、代償として、車体コントロールと挙動が不安定になることもあるが、神経質に感じることはない。

M4では不注意にアクセルをコントロールすれば、リアが唐突に滑り出すが、このクルマでは実に気持ちよくコントロールできるのである。

正確なタイムはわからないが、M4のそれと比較して、このクルマのラップタイムは遅いはずだ。けれど、ピットに戻って来たときのドライバーの笑顔の比較ができれば、それはとても興味深いものになるだろう。

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