【休日クラシック・ポルシェ・アーカイブ #07】1968年ポルシェ911T 「356に代わる新たなエントリーグレード」

公開 : 2026.05.10 06:45

世界的な人気モデルとして支持され、サーキットでも数えきれぬ栄光の記録を刻んできたポルシェ。土日祝日の朝に公開する、そんなポルシェの足跡を膨大なアーカイブと共に振り返る連載です。#07は『1968年ポルシェ911T』です。

1968年ポルシェ911T

ポルシェ911シリーズの1968年モデルから、新たなスタンダードモデルとしてパワーを抑えたエンジンと4速トランスミッションを備えるT=ツーリング・バージョンが追加される。356に代わる新たなエントリーグレードとされた。

この911Eの最高出力は、扱い易くするためディチューンされた110hpだった。装備は4気筒の912と同じで、上級グレードとの違いを示すためにシルバーのバッジが装着された。911Tの追加により従来の911は、911Eとなり130hpの最高出力と210km/hの最高速度に変わりはない。

空冷水平対向6気筒 1991cc●110hp/5800rpm●200km/h
空冷水平対向6気筒 1991cc●110hp/5800rpm●200km/h

    ポルシェ

その高い基本性能から雪とアイスバーンに覆われた山道を駆け抜ける、1968年のモンテカルロ・ラリーに挑む。マシンは911Sではなく、軽量で基本構造が同じ911Tをベースに製作。ヴィック・エルフォードのドライブで優勝を勝ち取る快挙を成し遂げた。

(当連載は、基本的に土日祝日の朝に公開しています)

記事に関わった人々

  • 執筆

    上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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