アルファ・ロメオ・ステルヴィオ2.0Tスーパー Q4に英国試乗 F-PACE超え?

公開 : 2017.07.29 18:10

■どんな感じ?

機敏かつ洗練されたSUV

非常に感銘を受けるクルマだ。

ジュリア同様、多額の開発費をかけ、アルミを多用したジョルジオ・プラットフォームを使用し、多くのライバルたちより軽量に仕上げられている。

1660kgという2.0Tの車両重量は、同等グレードのジャガーF-PACEより100kg以上軽い。しかも、ボディ剛性は並外れて高い、とアルファは主張している。

たしかに、そのフィールは緊張感があり敏捷だ。加えて減衰の利いた乗り心地は、ステルヴィオ峠で最も荒れた路面に踏み込んでも洗練性を失わない。


アウトストラーダでの高速走行でも、その洗練ぶりはエクセレント。フロントドアの上部から、わずかながら風切り音が聞こえることだけが気になる程度だ。

ハンドリングのレスポンスは背の高いジュリアを思わせるが、シャシーコンポーネントの大部分と電動パワーステアリングを共有するのだから、どうしてもそうなる。

ステアリングはダイレクトで動きが速く、鼻先の動きは鋭い。また、ハードに走っても、ボディのロールは驚くほど感じられない。

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