V6クアドリフォリオ復活も アルファ・ロメオ 2027年まで『ジュリア』と『ステルヴィオ』販売継続へ
公開 : 2025.10.23 17:45
アルファ・ロメオは『ジュリア』と『ステルヴィオ』の後継EV導入計画を見直し、現行車の販売を2027年まで続ける方針を示しました。また、高性能のクアドリフォリオ仕様の生産を来年4月に再開するとのことです。
EV計画見直し ガソリン車継続
アルファ・ロメオは、セダン『ジュリア』とSUV『ステルヴィオ』の販売を2027年まで継続する方針だ(最上位のクアドリフォリオも含む)。後継となるEVへの切り替え計画を見直している。
ジョルジオ・プラットフォームを基盤とする現行型のジュリアとステルヴィオは、2015年の登場以降、小規模な改良を積み重ねてきた。発売から年数が経ち、特に欧州の新しい排出ガス規制や安全基準への対応が必要とされる中、フルモデルチェンジの時期が近いと予想されていた。

アルファ・ロメオは過去3年間、販売台数が見込める『トナーレ』や『ジュニア』といったクロスオーバーSUVに注力してきた。
英国部門の責任者を務めるジュールズ・ティルストーン氏はAUTOCARに対し、ガソリンエンジン搭載のジュリアとステルヴィオの販売継続を明言した。
「英国市場の80%は依然として内燃機関車です」とティルストーン氏は述べた。「人々は運転の楽しさを追求する高性能の内燃機関車を求めており、ジュリアとステルヴィオはそのニーズに十二分にお応えしています」
「ジュリアは、タイムレスなDセグメント・セダンであることは間違いありません。今なお圧倒的な存在感を放っています」
ティルストーン氏は、両モデルに引き続き最高出力274psの直列4気筒ガソリンエンジンを標準搭載することを認め、さらに「ジュリアとステルヴィオの両方にクアドリフォリオ仕様も復活させます」と述べた。
V6エンジン搭載のクアドリフォリオは9月に生産終了となったが、2026年4月からイタリアのカッシーノにあるアルファ・ロメオの工場で生産が再開される。
いずれのエンジンも、欧州で導入予定のユーロ7排出ガス規制に適合させるために改良されているかどうかは未確認だが、ティルストーン氏は「パワートレインは実質的に同じものになる」と述べている。
AUTOCAR英国編集部は、第2世代となる次期ステルヴィオの発売は2027年まで延期されたと理解している。
次期ステルヴィオは当初、ポルシェ・マカン・エレクトリックやアルピーヌA390に対抗するEV専用モデルとして来年登場予定だったが、高級EVやスポーツEVの需要低迷を受けて計画が見直された。現在では複数のパワートレインをラインナップする方向で、ハイブリッドも用意されると見られている。
次期ステルヴィオは、ステランティスの新プラットフォーム『STLAラージ』を採用する。STLAラージは現時点で米国向けのダッジ・チャージャーのみに採用されており、電動パワートレインと直列6気筒ガソリンエンジンが選択可能だ。
この動きは、ステルヴィオの兄弟モデルである次期ジュリアにも影響を与えるはずだ。アルファ・ロメオは次期ジュリアの発売時期について具体的な計画をまだ示していないが、EVバージョンの暫定的な出力数値は最高1000psとされ、次期ステルヴィオと近い時期での導入が期待されていた。
ティルストーン氏は英国市場におけるEV販売拡大(現在ベストセラーのジュニアの販売台数の30%がEV)に引き続き注力する姿勢を示したが、純ガソリンモデルの販売が継続されたとしても「EVの販売比率については心配していない」という。
また、EVの重要性を認めつつも、当面はアルファ・ロメオの「ラインナップの頂点に輝く宝石」であるジュリアとステルヴィオを販売し続けることが重要だとした。





































































