ブガッティを上回る加速性能 1267psのオープンモデル、ジンガー新型『21Cスパイダー』初公開 ブレーキも革新的

公開 : 2026.08.20 12:05

米国のジンガーが新型ハイパーカー『21Cスパイダー』を発表しました。タンデムシートのオープントップモデルで、最高出力1267psのV8ハイブリッドを搭載。0-100km/h加速1.9秒を誇ります。

怒涛の0-100km/h加速1.9秒

米国のハイパーカーメーカーであるジンガー(Czinger)は、タンデムシートの新たなオープントップモデル『21Cスパイダー』を公開した。

既存の『21C』のコンバーチブル仕様であり、ジンガーによれば、同種のクルマとしては世界最高レベルのダウンフォースを発生し、240km/h走行時で1482kg(ルーフパネル装着時は1500kg)に達するという。

ジンガー21Cスパイダー
ジンガー21Cスパイダー    ジンガー

ハイブリッドの2.9LツインターボV8エンジンを搭載し、通常の無鉛ガソリンで760psを発生する。これに加え、フロントアクスルに2基、クランクシャフトに1基の電気モーターが組み合わされ、最高出力1267psを引き出す。0-100km/h加速は1.9秒と、直線加速性能においてブガッティ・ミストラル(2.5秒)を上回る。

SFチックなブレーキデザイン

また、サスペンションアームやシャシーブレースと同じ3Dプリント技術を用いて製造された、有機的な外観のブレーキシステムも特徴だ。ジンガーによれば、バネ下重量が低減されると同時に、剛性と冷却性能が向上し、21Cの既存ブレーキと比較して制動距離が15%短縮されるという。ブレーキの鳴きも低減されると言われている。

ジンガーによると、21Cスパイダーはルーフがないにもかかわらず、構造補強は必要ではなかったという。これは、カーボンファイバー製モノコックが当初設計された時点で、このようなバリエーションが計画されていたためだ。ただし、横転時の保護性能を高めるため、Aピラーには補強が施されている。

ジンガー21Cスパイダー
ジンガー21Cスパイダー    ジンガー

そのため、車重はクーペの21Cハイダウンフォースよりわずか10kg重いだけとなっている。

価格は275万ドル(約4億4000万円)からとなるが、購入者の要望に応じてカスタマイズされるため、実際にはさらに上昇するだろう。生産予定台数は30台のみだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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