次期『ミニ・クーパー』は後輪駆動に? BMWの新プラットフォームへ移行 デザインは2001年発売『R50』からインスピレーション
公開 : 2026.08.20 11:25
ミニ・クーパーの次世代モデルは、2001年にBMW傘下で登場した初代『R50』型に着想を得ており、後輪駆動(RWD)になる可能性もあります。BMWの第6世代プラットフォームへの移行が大きな転機となりそうです。
ミニの看板モデルに大きな転機
ミニが次世代モデルの『クーパー』の開発に着手した。今後数年のうちに登場する見込みで、BMWが30年前に同ブランドを傘下に入れて以来、最も大きな変革を遂げることになる。すなわち、前輪駆動から後輪駆動への移行だ。
しかし、経営陣はブランドのルーツを厳格に守り続けると約束している。

現行のクーパーは2024年に登場し、ガソリン車とEVの両方を展開している。ライバルとしては、プジョーe-208やフィアット・グランデ・パンダ、ルノー5 Eテックなどが存在し、多くのモデルが同等の価格帯で、同等のスタイル、走行性能、装備、そして航続距離を備えている。
ミニは今後数年のうちにクーパーのマイナーチェンジを予定しているが、フォルクスワーゲンIDポロをはじめとする新たなライバルが次々と登場しており、プレッシャーは高まり続けている。BYDやジーリー(吉利汽車)といった中国メーカーの台頭も相まって、ミニの看板モデルは数世代ぶりに抜本的な見直しを迫られている。
新デザイン責任者のホルガー・ハンプフ氏はAUTOCARの取材で、「次世代ミニの開発に着手しており、今後はラインナップ全体を見直す段階に入ります」と明言した。一連のマイナーチェンジや派生モデルを通じて、ブランドの方向性を示していくという。
純粋なドライビングプレジャーを追求
これまでのミニはすべて前輪駆動ベースであり、過去70年間にわたり、そのアイデンティティの鍵を握ってきたのは機敏な走りと巧みな室内レイアウトだった。しかし、今やそれも変わろうとしている。
EV仕様のクーパーEは現在、ミニの合弁パートナーである中国の長城汽車(GWM)によって、クロスオーバー車『エースマン』と共通の前輪駆動プラットフォームをベースに生産されている。

次世代モデルでは、親会社BMWグループの後輪駆動の第6世代(Gen6)プラットフォームへの移行を予定している。このプラットフォームは、SUVのiX3やセダンのi3をはじめとするノイエ・クラッセEVファミリーを支えるものだが、現時点では前輪駆動車に対応していない。
BMWグループのエンジニアは、第6世代プラットフォームの発表の際にAUTOCARに対し、前輪駆動ユニットの開発計画はなく、ミニもその影響を受ける可能性があると示唆していた。
ガソリン仕様のミニとUKLプラットフォームを共有するBMW 1シリーズは、新プラットフォームへの移行に伴いEVが追加され、後輪駆動に戻る予定だ。BMWの開発責任者ヨアヒム・ポスト氏は以前、ミニもこれに追随する可能性があると語っていた。
次世代クーパーの後輪駆動化の可能性について問われた際、ポスト氏は「パッケージにとって最適な選択肢」を選ぶとし、将来のモデルでは「純粋なドライビングプレジャー」を最優先すると答えた。






































