アウディRS3「セダン」 AMG A45/BMW M2への優位性は? 試乗記

公開 : 2017.08.14 12:20  更新 : 2017.08.14 12:22

ステアリングを含む改善点

マイルドなモードではオーバーアシスト気味で、ダイナミック・モードでは曖昧になり、ちょうどいいという地点が見つからないのは改善されていない。

このステアリングがもしルノーメガーヌ275トロフィーRのような出来栄えだったなら、飛躍的にいいクルマになったはずなのだが。

7段Sトロニックトランスミッションには見どころがあるが、これも手放しで喜べるものではない。

変速はクイックになったが、ときとしてダウンシフトに不器用さをのぞかせ、落ち着きのなさが見受けられる。

また、シフトパドルは小さく、シフトアップ時のフィードバックも、ギアボックスの作動を感じさせるようなメリハリのあるものとは程遠い。

それを別にすれば、装備類は充実しており、英国仕様にはヴァーチャル・コックピットが標準装備される。

ただし、RSスポーツ・エグゾーストは£1,000(14万円)のオプション。また、ポップアップ式のインフォテインメントシステム用ディスプレイは、ゴルフRの最新式タッチパネルに見劣りする。

「買い」なのだろうか?

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