画像42枚 ニュル4ドア最速、ジャガーXE SVプロジェクト8 LAショー

公開 : 2017.11.30 16:15  更新 : 2017.11.30 16:21

価格は2265万円 標準車と違うところとは?

プロジェクト8はジャガーの現行モデル中もっとも加速力が強く0-100km/hは3.3秒、全輪駆動のFタイプSVRをコンマ2秒上回る。これはポルシェ911GT3の領域であり、同類のサーキット・スペシャル、BMW M4GTSをしのぐ。

149995ポンド(2265万円)の値札の付いたこのクルマには、ダウンフォースを発生させるためにレース規格のボディーワークが施されており、アジャスタブル・フロント・スプリッター、フラット・アンダーボディ、リア・ディフューザーとカーボンファイバー製バンパー、アジャスタブル・リア・ウイングが標準装備となっている。

外見は通常のXEとほぼ同様だが、中身は広範囲に作り替えられている。ボディワークの75%が新たに製作され、量産車と同じなのはフロント・ドアと屋根だけだ。とくにフロントのヘッドライトは、冷却の強化とエンジン作業のため14mm前に出されている。

プロジェクト8のボンネットは特別誂えのカーボンファイバー製で、量産車より3kg軽い。またエンジン冷却を強化するため、エア排出ダクトが追加されている。

305mm幅のタイヤをクリアするため、フェンダー・アーチは55mm外側に出されている。この変更されたパネルに合わせるため、SVOのエンジニアはリアのドアもカスタムメイドしなければならなかった。

このクルマのエクステリアは、風洞実験と流体力学のコンピューター・シミュレーションにより開発された。これによって、サーキット・モードではリフトが205%減少し、300km/hでは122kgを超えるダウンフォースが発生するとジャガーでは言っている。

SVOの部長、マーク・スタントンはこう言った。

「プロジェクト8のボディでXEから変わっていないのは、屋根とフロント・ドアだけです。ニュルブルクリンク北コースでの驚異的な記録により、この大掛かりな変更がうまくいったことが証明されました」

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