ルノー・クリオ・ウィリアムズは今、「買い」なのか?

公開 : 2018.01.02 17:40

AUTOCAR記者の今の評価は?

イギリスで開発されたわけではないが、この土地のひどい路面でも乗り心地は保証できる。205なら横っ飛びしそうな窪みでさえ、クリオなら滑らかに通過する。ならば、コーナリング中のロールは? 心配無用。ターンインは繊細で、立ち上がりは実に力強い。現代のホットハッチよりも静かで、心地よい相棒になるだろう。

ルノー・クリオ・ウィリアムズは今、「買い」なのか?

最高出力を得るには6100rpmまで回さなければならないが、低回転でも想像以上にトルクフルだ。その後に登場するルノー・スポールのモデル(3代目クリオ・カップなど)よりも、全回転域で楽しめる。ウィリアムズ1と呼ばれる初期型が最も軽量でベストな1台だが、製造台数はわずか3800台。しかし、追加で1600台ほど製造されている。バージョン2、バージョン3も発表されたが、安全機能の充実、ラグジュアリー装備の追加により重量増を招いた。

プジョー205GTiや、初代フォルクスワーゲン・ゴルフGTIほどの名声を得ていないのは事実だ。しかし、バーゲンプライスはすでに過去のもの。最も手に入れやすいウィリアムズ2が、状態の悪いタマでも今は3500ポンド(53万円)の値が付く。よく手入れされた低走行のウィリアムズ1ともなれば、1万2000ポンド(182万円)以上を覚悟しなければならない。
 

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