アウディの考える「質」 企業訪問で見えた「狂気」ともいえる細部のこだわり

公開 : 2018.02.03 08:10

ボディパネルの隙間 0.2mmまで

アウディのボディの、キッチリとしたパネル同士の隙間は、すべて徹底的に計算されている。

計量学とは計測を目的とする科学。アウディは、高度なデジタル技術を使い、デザイン性と構造の互換性を改善することで、0.2mmのパネルギャップの公差をも改善しようとしている。

パネルを完璧なフィッティングで、ボディに付けていくための生産ツールが揃った状態である、ジョブ1(製作の第1段階)に先駆け、10カ月前にはマスター治具を独自に製作。同じ0.2mmの公差をインテリアにも適用している。さらにインテリアには専用のマスター治具も用意されている。

また新しいツールとして、ふたつの16MPMデジタルカメラを搭載したロボットアーム付きの光学治具が加えられた。

これは、100GBサイズの、完成したボディの3D模型を4時間で作りあげることができる。それ以前のスキャナーは、同じような模型を作るのに48時間ほどかかっていた。

スキャンすることで、生産ツールの正確性の下がる高いスポットと低いスポットと、元のコンピューターのデザインを比較し、実際にプレス用工具の位置を正確に調整するのに使われる。

次のステップは、すべてのアウディ車のボディ用に完全にマスター治具をデジタル化。生産品質を向上させ、公差を半分の0.1mmまでに削減することだという。

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