ルノー・メガーヌRS新型 「280 EDC」に試乗 FF最速の奪還なるか 評価は?

公開 : 2018.02.02 16:40  更新 : 2018.02.08 09:15


番外編 アダプティブダンパーに代わる技術

今回、メガーヌRS280が装着する「油圧式サスペンション・バンプストッパー」は、ルノー・スポールのモデルでは初めてという訳ではない。

ルノーはこの機構を「ダンパーに内蔵されたダンパー」と表現しているが、ガス封入式のショックアブソーバーがフロントとリアのサスペンション・ストラット下側に独立して取付けられている。

一般的にラリーカーで用いられているもので、メガーヌRSでは4輪それぞれに装着されているが、クリオRSではフロントアクスルのみとなる。

そもそもこの技術、ルノー車としては2005年のクリオRS182トロフィーに遡る。

ルノーはアダプティブダンパーもテストをしていたが、アダプティブダンパーの開発に費やすより、通常のタンパーと油圧式サスペンション・バンプストッパーとの組み合わせを煮詰めたほうが、より優れたダイナミック性能を引き出せると考えたらしい。

これはルノー・スポールのシャシー設計担当からの話なので、かなり信頼できる情報だと思われる。


ルノー・メガーヌRS 280 EDCのスペック

価格 29000ポンド(440万円)
全長×全幅×全高
最高速度 249km/h
0-100km/h加速 5.8秒
燃費 14.4km/ℓ
CO2排出量 155g/km
乾燥重量 1430kg
エンジン 直列4気筒 1798cc ターボ
使用燃料 ガソリン
最高出力 279ps/6000rpm
最大トルク 39.7kg-m/2400-4800rpm
ギアボックス 6速ツインクラッチAT/6速マニュアル

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