値上がりする自動車書籍の共通点 110万円の本も 5冊の「有力本」は?

公開 : 2018.03.11 06:10  更新 : 2018.03.14 02:16

市場を動かすのは誰?

「フェラーリと名のつく本は、ほとんどが犯罪的な紙の浪費です」自動車レースの本を70冊以上著している歴史家でジャーナリストのドゥー・ナイはいう。

クルマの本のレベルの低さにあきれた彼は、元レーサーのポール・ヴェステイと共同所有する写真アーカイブのGPライブラリーから初の本を出版した。「新しい基準を設けるために創作したんです」と彼は言う。

この「インサイド・トラック」は、1961年のF1チャンプであるフィル・ヒルの物語である。ただ重いだけの本ではまったくないとナイは言う。

「フィルの驚くべきカラー写真コレクションがきっかけでした。彼は1950年から1962年の自動車レースの黄金期を記録していました。どの写真も構図が的確で美しい。本を作るのに16年かかりました。フィルとの最初の会話から出版にこぎつけるまでに」

71歳になるナイは9歳のときから自動車レースの本を集めている。今では1万5000冊の重さで家は軋んでいる。

「自動車レースが好きでした」と彼はいう。「キース・ブルーメルとジェスGプーレットの「フェラーリ250GTO」と、2巻からなるピエール・アビヨンの「タルボ・ラーゴ」の2冊がおすすめですね」

ナイはクルマの本のコレクターを、自分の選んだ対象のすべての側面に情熱を燃やすエンスージァストであると定義する。彼のように。

最近では、特定のクルマの本や記念品を探し求めるエンスージァストがマーケットを動かしているとベン・ホートンは言う。詳しく聞いてみよう。

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