アストン マーティンのSUV(2) 美しさと実用性を両立したモデルに

公開 : 2018.03.20 06:10

「ヴァレカイ」の名が予想されるアストンのSUVですが、実用性を重視しつつも、やはりスタイリングの美しさを譲るわけにはいかないようです。動力性能は、ポルシェ・マカンをライバルとするこのモデル。アストン製5.2ℓV12を筆頭に、将来的にはアストン自社製電動パワートレインも搭載される見込みです。

もくじ

業績は絶好調 アストンの将来にはSUVが必要
量産モデルにもコンセプトモデルのDNA
ハイブリッド開発中 ポルシェ・マカンがライバル
美しさと実用性の両立 女性の意見が重要
セント・アサン新工場 成長のカギ

業績は絶好調 アストンの将来にはSUVが必要

アストン マーティン初のSUVモデルは、既報の通りヴァレカイという車名になる見込みだが、その開発状況についても新情報が入ってきた。

現在量産モデルの開発中であり、昨年夏には、この105年の歴史を誇る自動車メーカーの販売台数を劇的に引き上げる使命を託されたデザインが公開されている。アストン マーティンの業績はますます好調であり、2016年の1億6300万ポンド(247億5000万円)もの赤字から、昨年は2億5000万ポンド(379億6000万円)の急回復を見せ、過去最高益となる8700万ポンド(132億円1000万円)を記録している。

DBXが発売されれば、ラグジュアリーな4✕4のセグメントで、ベントレー・ベンテイガ、ランボルギーニ・ウルス、マセラティ・レヴァンテ、さらにはレンジ・ローバーのトップモデルたちや、ポルシェ・カイエンのライバルとなるだろう。一方で、アストン マーティンCEOのアンディ・パーマーは以前DBXについて、「DBXは実用性やパフォーマンスのために、スタイルを犠牲にしていない」ために、こういったモデルとは一線を画す存在になるだろうと述べている。


SUVモデルの登場については、パーマー自身によって、2014年にCEOの地位に就く前から計画されており、CEO就任後わずか4日目には正式にプロジェクトをスタートさせている。「アストン マーティンのような会社を経営するには、その地位に就く前にオーナーたちと全てのアイデアを共有しておくものです」とパーマーはいう。「わたしのメッセージはシンプルなものでした。アストン マーティンがこの先も生き残るためには、SUVが必要だと言ったのです」

「CEOとしての4日目には、デザイン責任者のマレク・ライヒマンにDBXが必要だと話していました。あれは10月のことでしたが、翌年3月のジュネーブ・モーターショーでコンセプトカーを展示したいと言いました」

「マレクと彼のチームは素晴らしい仕事をしてくれました。巨大企業と比べたアストンの数ある利点のひとつは、われわれは素早く行動できるということです。いったん何かに合意すれば、すぐに部屋を飛び出して作業に着手するんです。何度もプレゼンテーションを繰り返す必要などありません。この活気こそがわれわれの強みであり、いまやその強みを存分に活かしはじめています。こんにちのアストンはかつて失っていた自信をもちつつも、決して傲慢になってはいけないと思っています」

 

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