フォルクスワーゲンのディーゼル不正 改修後40%に不具合 スレーター・アンド・ゴードン調べ

公開 : 2018.03.30 07:10

ディーゼルゲートに対する「改修」を行われたクルマでは、様々な不具合が発生しているとのレポートが公表されました。グループ訴訟の準備として法律事務所が行った調査の結果ですが、なかには重大な不具合もあったようです。このあとも展開が気になります。

もくじ

エンジン出力低下 重大な不具合も
米国では巨額の罰金 フォルクスワーゲンも調査へ

エンジン出力低下 重大な不具合も

新たな調査により、ディーゼルゲートへの対応として「改修」を行われたフォルクスワーゲン・グループの車両の16%が、エンジン出力の低下に直面していることが明らかとなった。

専門法律事務所のスレーター・アンド・ゴードンによる調査へ回答した1万7000人のうち、1万1600人が自身のクルマに新たなソフトウェアが搭載されたと回答し、そのうち40%が、結果としてクルマに悪影響があったと答えている。

最も多かった(18%)不具合が燃費の悪化であり、次に走行性能の低下(11%が車両の激しい振動を経験)をあげた一方で、少数(2%)が完全なエンジン不具合か、高速道路走行中での危険な程の速度低下を経験している。

この重篤な不具合については1200人以上が報告しており、そのうちのひとりは高速道路の外側車線を走行中、エラーによって車両が16km/hまで減速したと話す。

「クルマを停めて、何が起きたのかを考えると、本当に恐ろしい」と回答者のひとり。「ひとびとの命を危険にさらすことで、問題を解決できるとフォルクスワーゲンが考えたなどとは信じられません」

スレーター・アンド・ゴードンは、フォルクスワーゲンに対して、対象となるクルマのオーナー、4万人以上を代表してのグループ訴訟への準備として、この調査を実施した。これはイングランドとウェールズにおけるこの種の訴訟で、最大のケースになると考えられている。