追悼 セルジオ・マルキオンネ 画像で振り返るその人生 後編

公開 : 2018.07.27 19:10  更新 : 2019.05.04 13:03

FCAの形成(2014年)

フィアットは急速にクライスラーを吸収していった。2012年には株式保有率を58.5%まで高めた。2014年に残りをユナイテッド・オート・ワーカーズから買収すると、フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)を立ち上げた。その後フェラーリを独立させると発表し、2016年までに完了させたが、マルキオンネはその後も2018年7月の退任までその運営に関わった。

フェラーリが独立すると、FCAの株主たちはその80%を受け取った。フェラーリ株はその10%がIPOとして販売され、残りの10%がエンツォ・フェラーリの息子であるピエロ・フェラーリに譲渡された。フェラーリの株式は好調な値動きを見せ、2016年4月の34ドル(3768円)から133ドル(14740円)まで値上がりした。時価総額は330億ドル(3兆6572億円)に達している。

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