オートモビルカウンシル 2018 自動車文化の新たな創生を 新アルピーヌなど写真80枚

2018.8.3-5

『日本のレトロモビル』として自動車メーカー、ショップ、愛好家が一体となるイベント、オートモビルカウンシルが今年も開催されました。クルマ好きならビビッとくるカルトな1台から、ファンタジスティックなハイエンドカーまでに接することができる、濃密な3日間だったようです。

text & photo:Daisuke Ebisu (戎 大介)

メーカーからショップ、愛好家までが集う 自動車文化の祭典

8月3日から5日の3日間に渡り、今年も千葉県は幕張メッセでオートモビルカウンシル2018が開催された。“クラシック・ミーツ・モダン” をテーマに掲げる同イベント、自動車メーカーからスペシャルショップそして愛好家までが一堂に会する、いわば日本版レトロモビルともいうべき存在だ。

・・・などとご大層なお題目を唱えずとも、その広大な展示ホールに足を踏み込めば、そこに広がる光景にクルマ好きならば大はしゃぎ間違いなし! 行って後悔はないイベントであるといえよう。

アルピーヌA110 アストン・マーティンDBS スーパーレッジェーラ 日本初公開

このイベントが特別な場として育ちつつあることは、各メーカーがこの場をスペシャルモデルのお披露目の場としていることからも感じられた。今回は40年ぶりに復活したアルピーヌA110にアストン マーティン最速市販モデルのDBSスーパーレッジェーラ、そして’50年代のベントレーRタイプをベースに『もし当時のベントレーがリアルスポーツを作っていたら』という発想のもと、新たにデザインしたアルミボディを架装したラ・サルトといった車両が日本初公開となった。

また、トヨタ日産マツダホンダと国内の自動車メーカーのブースでは、日本車の進化の過程とその歴史的背景などが実車を交えて展示されていた。懐かしいモデルや新旧のコンセプトカーを目にすることができる貴重な機会でもある。

まさに眼福! 憧れの名車からオートモビリア その場で購入も

正直なところ、筆者が駄文を連ねるよりも会場の写真を見たいただいた方がこのイベントの素晴らしさは伝わると思うのだが、今しばらくお付き合いいただきたい。

オートモビルカウンシルでは名だたるスペシャルショップも展示販売ブースを出展しており、会場を華やかに飾る名車をその場で購入することもできる。いずれのクルマもそれぞれのショップが丹念に仕上げた好物件。それだけにおいそれと手が出せない価格を掲げるプレミアムカーやスーパーカーが多いのも事実だが、ヤングタイマーなどは存外に手が出しやすく、そのクルマを探していたという方にとっては絶好のチャンスともいえるだろう。

また、クルマ趣味をより豊かにしてくれるアイテムやサービスを提供する出展もショップや団体から個人レベルまで数多くあり、足が痛くなるほどに一日中会場を歩き回るのも良いものだ。

その他にも新たな試みとして、クラシックカーの購入や所有、アクティビティまでをサポートするクラブ組織である『AUTOMOBILE COUNCIL CLUB』の立ち上げとプレ・メンバー募集、オークション形式での名車購入の場である『AC Bidders』もスタート。単なる展示イベントの枠を超えた動きも見られた。来年は4月に開催されることがアナウンスされたので、さらなる発展が期待されるオートモビルカウンシルである。

■オートモビルカウンシル 公式サイト

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