石黒エレナ、インタビュー(1) GSR初音ミクのレースクイーン時代

公開 : 2018.09.22 11:40  更新 : 2018.09.22 15:20

さまざまな経験 レースクイーン時代

他のふたりのRQと共にレースに勝っては泣き、ウレシイことがあっては涙する「良く泣くチーム」だったというGSR初音ミク。

中には、優勝して乗り込んだ新幹線の中で、レース後の検査でリストラクターが原因での失格の知らせが届き、ひと目も気にせず皆で涙を流すという悔しい涙もあったそうだ。

鴻上聖奈さん、荒井つかささんというチームメイトのRQとの涙の思い出を語る彼女は、とても懐かしそうで楽しそうな笑顔を見せていた。その涙の思い出は、彼女にとって大切なものなのだろう。

「人生の経験値を上げるため、何事も経験したい」という彼女。こういた涙の他にも、RQ活動を通じてさまざまな経験を得たという。

「初音ミクのチームでは、エンジニアさんとも仲良くていただいて、たとえばクルマがぶつかってフロントが大破した時があったんですね。その時、「じゃ、レースクイーンが外そうか」となって、前のバンパーをわたしたちが外させてもらったり」

「専用の道具を仕様してクルマを動かしたりなど、他のレースクイーンがしたことがないようなことをさせていただいたのも思い出深い経験です」

「レイブリック(スタンレー電気)さんだと、パーツ量販店でのイベントで、LEDを購入いただいたお客様のクルマに、わたしたちが取り付けるなんてこともありました。クルマにサインしたり、お客さんのクルマに乗って写真を撮っていただいたりとか。RQの活動を通してさまざまな経験をさせていただきました」

「2年間という期間ではありましたが、失格した際のリストラクターなども必死で調べたり、クルマの勉強もずいぶんさせていただきました。あと印象に残っているのは、さまざまなサーキットでレースを行うので、食べ物のことも印象に残っていますね(笑)」

サーキットやイベントなどでスマイルを振りまき、さまざまな経験ができるRQという仕事。ここまでのコメントを読んで、なんだか楽しそうな仕事だなと思った方もいるだろうが、レースが華やかな表舞台だけではないように、華やかさだけではないのがRQという仕事。

次回は、今回のインタビューの本題でもある、彼女が体験したレースウィークでのRQの仕事、彼女自身が思うRQの本質を語ってもらうことにしよう。

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