ジャガー EV専売ブランド化を検討へ 2020年代中の実現か

公開 : 2018.10.16 11:40  更新 : 2018.10.16 18:37

ランドローバーはEV化せず

XE、XF、XJなどが現行世代限りで姿を消すとしたら、ジャガーは3車種のクロスオーバーだけでやっていくのだろうか。ディーラーとしてはたったそれだけのラインナップで生き残ることは不可能だろう。

これらの検討の末、JLRとしてジャガーをEVブランドにするという議論が起こったのではないか。

ジャガー全車種電動化の大きなメリットとして、ラインナップ全体の平均燃費を引き下げられることがある。これによりランドローバー車についてはレンジ・ローバー、ディスカバリー、ディフェンダーなどの中核車種を48Vハイブリッドの搭載にとどめることができるだろう。

JLRはランドローバーをEV化することはブランド価値を引き下げることになると考えているようだ。フロント部分が小さくなるなどのスタイリング上の変化や、渡河時の安全性確保などの問題が立ちはだかることになる。

JLR内部の大部分は、この計画はウィン-ウィンであると考えているようだ。これによりジャガーが自己完結性の高いブランドになるという。急成長中のラグジュアリーEV市場で成功を収めることができれば、JLRに対するランドローバー電動化の圧力をかわすこともできる。

おすすめ記事

 

自動車ニュースの人気画像