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2018.09.12

英国のEU離脱、失業率悪化 JLRボスが指摘 ディーゼル逆風も懸念

編集部より

JLRのボス、ラルフ・スペスが危惧するのは、ディーゼルへの逆風に加え、英国のEU離脱がスムースに進まないこと。強硬なブレグジットは、数万人規模の自動車産業従事者から職を奪うと警告します。

もくじ

ブレグジットがもたらす「危機」
「ディーゼルへの逆風も懸念要因」

ブレグジットがもたらす「危機」

2010年からジャガー・ランドローバー(JLR)のCEOを務めるラルフ・スペスは、バーミンガムで開催された初のゼロエミッション・ヴィークル・サミットでのスピーチで、ブレグジット(英国のEU離脱)が自社にもたらすと思われる影響に関する不安を口にした。

いわく「ディーゼル政策の結果、1000人規模の失業者が出ました。もしもブレグジットが順調に進まなければ、その数は数万人に膨らむでしょう」とのこと。

スペスはかねてより、ブレグジットがJLRにもたらす危機について口にしているが、それに対する政府の対応が明確さを欠いているともスピーチで指摘した。

「ブレグジットは、来年の3月29日に発効する予定です。今のところ、翌30日になってわが社の生産設備が機能していられるか、確信は持てません」とさえいうのだ。

「もしも生命線となる自動車部品の輸送が、ドーバーに続くハイウェイ上で足止めを食らうようなことになれば、自動車が造れなくなるでしょう。国境を挟んだいかなる摩擦も、わが社の生産を危機的状況に追い込みます」

「日々6000万ポンド(約90億円)ずつ損失が積み重なっていくのです。欧州の共同市場への自由なアクセスは、わが社のビジネスにとって重要な意味を持ちます。クルマにとってのタイヤのようなものです」

スペスは、企業の意思決定に不可欠なのは、政府の明確な態度だと主張する。

「ブレグジットまで半年と迫ってもあやふやだということは、多くの企業がただただ生き残るためだけの、それも引き返しようのない決断を迫られるということを意味します。結果はどうあれね。ディーゼルやガソリン、ハイブリッド、電気といった以前に、自由で摩擦のない貿易と透明な先行きこそが、私たちのビジネスにおける一番のエネルギー源なのです」

 
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