魅惑のツインエンジンカー ビンテージレーサーから最新ハイブリッドまで 後編

公開 : 2018.11.25 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03

ジープ・ハリケーン(2005年)


2005年の北米国際モーターショーで、ジープはハリケーン・コンセプトを発表し、デトロイトに集まったひとびとを狂喜乱舞させた。このコンセプトモデルは、ラングラーのボディに究極の力強さを与え、合計680psを発揮する2基の5.7ℓヘミV8エンジンを組み合わせたモデルだった。20インチのモンスター級オフロードタイヤを履きながら、このクルマの0-97km/h加速はわずか4.9秒だった。

ふたつのエンジンと四輪駆動システムを持つ2シーターのハリケーンには、荒れた路面でのタイトターンを容易にすべく四輪操舵システムまで装備され、横方向への移動も可能にしていた。さらに、アルミニウム製骨格とカーボンファイバー製ボディによって、その車重は1746kgに抑えられていた。

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