今は亡きブランドが世に送り出した最高なクルマたち22選 後編

公開 : 2019.01.25 19:10  更新 : 2019.05.04 13:03

サーブ99(1968年)

99はサーブの歴史の新たなチャプターを作り上げた。サーブは今までの92の流れを汲むデザインを終わらせ、カーブ状のフロントガラスなどのより現代的なデザインを採用。

96から続けていたDKW製2ストロークエンジンの採用も、トライアンフ製4気筒エンジンに置き換わった。1978年にリリースされたターボモデルは99の中でも傑作と謳われる。そこからサーブのハイパフォーマンスモデルの道が開かれたのだ。

サーブは2000年にGM傘下となった。2010年にはオランダのスパイカーへ売却されたが、翌年に自動車の生産を停止した。サーブの施設や設備などはNEVS(ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン)が買い取ったが、残念ながらNEVSが生産するモデルにサーブの名前は使われない。

それもそのはず、サーブの名称及びロゴは現在も航空機や軍用機を生産する「元」親会社のSAAB ABが保有しているためだ。

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