今は亡きブランドが世に送り出した最高なクルマたち22選 後編

公開 : 2019.01.25 19:10  更新 : 2019.05.04 13:03

タルボ・サンバ・カブリオ(1982年)

このクルマの登場により、ゴルフ・カブリオレはまるでロールス・ロイスのような存在となってた。欧州で最も低価格なクルマのひとつをベースとしたサンバ・カブリオはその手頃な値段で若者を中心にオープンエアーの楽しさをもたらした。

タルボはサンバとプラットフォームを共有するプジョー104及びシトロエンLNAを切り離し、タルボ独自のブランドイメージの確立を試みた。

タルボが消滅してからはプジョー205CJがサンバ・カブリオの後継ポジションを担った。

タルボも数奇な運命を辿り、やがては最期を迎える。PSAプジョー・シトロエンは1979年にクライスラー・ヨーロッパを買収し、クライスラーやシムカの車種にはタルボのエンブレムがつけられて販売されていた。乗用車には1987年まで、バンには1994年まで使用されたのち、消滅した。

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