フェラーリ解体の運命、希少色ゆえ救われる 600時間のレストアへ

2019.04.29

サマリー

もともとは解体される運命にあったモンディアルですが、オリジナルカラーが希少色だったことで、その運命は大きく変わりました。600時間もの時間をかけて仕上げられた個体は、驚くほどのコンディションを誇っています。あとはこれまでの半生を解き明かすのみです。

カラーが重要

2016年初頭、ベルギーにあるフェラーリのパーツ専門店、Red Bay Carsでは、色褪せた赤のフェラーリ・モンディアル・クワトロヴァルボーレを購入しているが、オリジナルカラーがOro Chiaro(ゴールド)だったことが分かるまで、このクルマは解体される運命にあった。

「このカラーで塗られたモンディアルはわずかしかなく、現存している個体数となれば、さらに希少です」とRed Bayのステファン・ロイニースは話している。

このモンディアルがオーダーされたのは1981年のことだったが、その頃、オリジナルのモンディアル8から、よりパワフルなクワトロヴァルボーレへのモデルチェンジが行われたために、実際の製造年は1982年となっている。

「希少カラーだったので、ふたたびこのクルマに栄光を取り戻させることにしたのです」とロイニースは言う。

「600時間にも及ぶサンディングとペインティング、さらにはフィッティングを経て、驚くほどの仕上がりを見せています」

Red Bayではこのクルマをさまざまイベントで展示するとともに、これまでの半生を明らかにしようとしている。

 

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