【スーパーカー超王が感動】ランボルギーニ本社でオーダーから納車までのプロセスを1日体験!(前編)

公開 : 2025.12.16 12:05

イタリア・サンタアガタにあるランボルギーニ本社で、車両オーダーから納車に至るまでのプロセスを1日のプログラムで体験するイベントが開催されました。日本から参加したスーパーカー超王こと山崎元裕のレポート、その前編です。

スーパーカーのファンにとって特別な響き

イタリアの田舎町、サンタアガタ・ボロネーゼを訪ねた。田舎町とはいっても、この地名はスーパーカーのファンにとっては特別な響きを持つものだろう。

ここには1963年に創業された『アウトモビリ・ランボルギーニ』(創立時の社名はアウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニ)が本社を構え、これまで60年以上にわたる歴史の中で数多くのGTやスーパーカーを生み出してきたのだ。

ランボルギーニが世界のメディア向けに企画した『A day as a Lamborghini customer』。
ランボルギーニが世界のメディア向けに企画した『A day as a Lamborghini customer』。    ランボルギーニ

今回サンタアガタの本社を訪れた目的は、ランボルギーニが世界のメディア向けに特別に企画してくれた、『A day as a Lamborghini customer』というイベントに参加するためだった。日本語に訳すのならば『ランボルギーニ・カスタマーとしての1日』というタイトルになる。

このイベントは、実際にランボルギーニというブランドに興味を抱いたカスタマーが、そのヒストリーやコンセプト共感し、車両のオーダーから納車に至るまでのプロセスの中で、望めば本社で何を経験することができるかを、わずか1日のプログラムに凝縮して紹介するためのものだ。

個人的に最も強く感じたのは革新性

プログラムは、本社内にあるランボルギーニ・ミュージアムの見学から始まった。ここでカスタマーはランボルギーニの歴史を再び振り返り、そしてランボルギーニのクルマ作りの哲学というものを理解することになる。

ここで個人的に最も強く感じたのは革新性だ。それはデザインにおいてもエンジニアリングにおいても共通していえることで、ランボルギーニの最新モデルに乗るということは、常に世界の最先端にあるモデルを乗ることに等しいという事実を知る。

ランボルギーニ本社に併設されるミュージアムを見学。
ランボルギーニ本社に併設されるミュージアムを見学。    ランボルギーニ

ミュージアムの展示車両は定期的に入れ替わるが、今回特に印象的だったのは、歴代のフューオフモデル(きわめて少ない台数が生産される限定車)が一同に揃えられていたこと。フューオフはさすがに極端な例ではあるが、ランボルギーニが生産するモデルはどれも、特別なプレミアム性を持つことがカスタマーには印象づけられる。

ミュージアムの見学を終えると、わずかな距離を歩いて先日創設20周年を迎えたチェントロスティーレ(スタイリングセンター)に会場を移して、ここで特別にランボルギーニ社のCEO兼会長のステファン・ヴィンケルマン氏、そしてチーフマーケティング&セールスオフィサーのフェデリコ・ソフキーニ氏らによる、『ブランドトーク』と題されたプレゼンテーションが行われた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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