2019年上半期 普通乗用車、過去最高の販売 なぜ? 「2019年6月に売れた日本車」

2019.07.09

3ナンバー 好調

6月の市場動向について業界団体の関係者は、「6月は新型車や特別仕様車を積極的にリリースしたブランドと、そうでないブランドの差がはっきりと表れたようで、全体としては後者が上回って、登録車と軽自動車ともに微減となった。また、4月に検査不正問題に伴う大規模なリコールを発表したスズキは、その影響が出たようで登録車と軽自動車ともにマイナス。ルノーとのアライアンスに不透明感が出ている日産自動車は登録車でマイナス、マツダ3を除いて目立った新型車の発売がなかったマツダは登録車と軽自動車ともにマイナスとなる。2カ月連続で登録車のプラスを達成し、回復傾向にあったスバルは、販売成績を伸ばせる新型車のリリースがなかったこともあって、再びマイナスに落ち込んでしまった」と解説する。

また、2019年上半期の結果については「登録車はとくに3ナンバー登録の普通乗用車が好調で、前年同期比2.5%増、しかも過去最高の83万5224台の販売台数を記録した。SUVやハイブリッドのニューモデルは3ナンバー登録が主流で、これらが好セールスを達成したことが、普通乗用車が伸びた要因」と分析。

「一方、5ナンバー登録の小型乗用車は同3.8%減(66万1078台)にとどまっており、コンパクトで経済的なクルマを求めるユーザーは軽自動車に移行しつつあるようだ。その軽自動車は、独自モデルを生産する主要ブランドがすべて前年超えを記録。しかも、2年連続で同期の100万台超えを成し遂げた」と指摘した。

今後の見通しについては、「受注状況としては新型車を中心に堅調で、また7月以降のボーナス商戦にかけて販売を伸ばしそうな新型車や特別仕様車が鋭意登場する見込みなので、これらがどれくらいセールスを伸ばすかが販売増減のカギになる。一方、10月に実施予定の消費税増税に伴う駆け込み需要が、現時点では明確に起きていないのは気になるところ。前回のアップ時(2014年4月)では、3カ月ほど前には販売台数が10%近い伸びを示していただけに、今回は駆け込み需要が直前に起きるのか、または政府の増税対策の影響などで駆け込み需要が限定的になるのか、そして消費税アップ後の販売の落ち込みはどれくらいの規模になるのか--予想は難しいところだ。また、悪い数字が表れ始めた最近の景況感なども不安材料。とりあえず、各メーカーは様々な想定と対策を考えているようだ」と示唆した。

6月単月の車名別ランキングを確認しておこう。

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