2019年上半期 普通乗用車、過去最高の販売 なぜ? 「2019年6月に売れた日本車」

2019.07.09

2019年6月 車名別販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)

1位 ホンダN-BOX 2万3605台
2位 日産デイズ 1万4462台
3位 スズキスペーシア 1万2807台
4位 ダイハツタント 1万2396台
5位 トヨタプリウス 1万2093台
6位 日産ノート 1万2075台
7位 ダイハツ・ムーヴ 1万738台
8位 トヨタ・アクア 8716台
9位 ホンダ・フィット 8671台
10位 トヨタ・カローラ 8437台

11位 日産セレナ 8366台
12位 トヨタ・ルーミー 8338台
13位 ダイハツ・ミラ 8245台
14位 トヨタ・シエンタ 7981台
15位 トヨタ・ヴィッツ 7974台

ホンダN-BOX 22カ月連続首位

6月の乗用車の車名別ランキングは、人気定番モデルの堅調ぶりが際立った。トップに立ったのは一昨年9月に全面改良を行ったホンダN-BOXで、全モデルの中で唯一2万台オーバーの2万3605台(前年同月比14.1%増)、しかも第2位以下とは9000台以上の差をつけて22カ月連続での首位につく。

続く第2位には、3月に新型に移行した日産デイズが同41.0%増の1万4462台を成し遂げて1つ順位を上げてランクイン。また、第3位には同4.2%減の1万2807台で1ランクダウンとなったスズキ・スペーシアが入り、10カ月連続でトップ3を軽自動車が占有した。続く第4位には、モデル末期ながら同11.2%増の1万2396台を記録したダイハツ・タントが1つ順位を上げて位置。

5月にPHVモデルの一部改良を行い、登録車の首位に立ったトヨタ・プリウスは同21.5%増(1万2093台)とプラスを達成したものの、順位では1ランクダウンの第5位に甘んじた。また、登録車で第2位の日産ノートは同6.7%増の1万2075台で1ランクアップの第6位に、4月にキャンバスのリミテッド・シリーズ特別仕様車を発売したダイハツ・ムーヴは同2.6%増の1万738台で第7位に入る。トップ10を一覧すると、常連のダイハツ・ミラがランク外(第13位)となったこともあって、登録車が前月から1車種増えて5車種となり、残り5車種が軽自動車。この比率になるのは、2017年10月以来、実に20カ月ぶりである。

話題のニューモデルの成績を見ていこう。昨年9月にマイナーチェンジを図ったトヨタ・シエンタは前年同月比13.4%増(7981台)で第14位に、4月にフルモデルチェンジしたトヨタRAV4は月販目標の3000台を大きく上回る7822台を販売して第17位に、昨年10月に一部改良を行ったトヨタ・アルファードは同18.2%増(5089台)で第22位に、5月にマイナーチェンジを実施したホンダ・シャトルは同35.9%増(3294台)で第33位に位置。

また、昨年7月にフルモデルチェンジしたスバルフォレスターは同64.6%増(2535台)で第41位に、増産体制に入っている新型スズキ・ジムニーは同470.3%増(2287台)で第43位に、昨年8月に一部改良を図ったトヨタ・カムリは同38.3%増(2003台)で第47位に、5月に発売されたマツダ3は1591台の販売を記録して第50位に入る。

さらに、2月に大がかりな商品改良を行った三菱デリカD:5は同5.7%増(1326台)で第55位に、昨年10月に登場した新型レクサスES300hは862台を販売して第64位に、昨年11月よりハイブリッドモデルの販売を開始したホンダCR-Vは837台の販売を記録して第66位にランクインした。なお、3月に一部改良を図ったトヨタ・ジャパンタクシーは同33.7%増の786台、昨年7月にデビューした新型軽バンのホンダN-VANは月販計画3000台を上回る4176台の販売台数を成し遂げている。

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