ルノー日産、コモン・モジュール・ファミリーを採用

公開 : 2013.06.20 10:54  更新 : 2017.06.01 02:16

2020年までに発表される14の新しいモデルのベースとなるコモン・モジュール・ファミリー(CMF)をルノー日産が発表した。この新しいモジュールは、エスパス、セニック、ラグナなど11台のルノーに使われることになる。また、日産は、北米市場向けのSUV、ローグと、キャシュガイ、Xトレイルにこのプラットフォームを使用する。

フォルクスワーゲン・グループのMQBのようなプラットフォームで、互換性を持つモジュールがベースとなっている。従って、CMFは複数のプラットフォームを包含するもので、CMFを用いて造られるモデルは、異なるプラットフォームを持つことが可能となる。

CMFを使う最初の車両は年末までに生産される。そして最終的には年間160万台のクルマがこのCMFベースに生産される予定だ。

パーツとモジュールを共有することで、コストは30%以上軽減され、エントリー・コストは40%以上減るという。これは、ルノー・モデュス/クリオと日産マイクラ用に開発されたBプラットフォームよりも大きなメリットを持つという。

ルノーのエンジニアリング、クオリティ&IT担当ダイレクターのジャン・ミシェル・ビリーグは、「CMFによる車両アーキテクチャーやお客様に見えない部品の共通化は大きくコスト削減に貢献します。これにより、環境、安全や新技術における革新をすべてのお客様にお届けするという戦略を推進できます。」と語った。

また、開発担当のアライアンス・ダイレクターである山口豪は、「CMFは、アライアンスのエンジニアリングにおける相乗効果において新時代を切り拓きます。これにより私たちは量産効果を追求し、以前よりも速いスピードで魅力的な新技術を商品に投入して、お客様に付加価値をもたらすことができるのです。」とコメントしている。

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