スタッドレスタイヤ、慣らし必要? そもそもタイヤの慣らしとは 冬特有の事情も

2019.11.24

タイヤの慣らし 3つの理由

タイヤの慣らしと一言でいっても、その理由は実はひとつではない。さまざまな理由のひとつが、タイヤ表面に塗られている薬剤を落とすということだ。

新品タイヤの表面には、製造工程で型抜きをしやすくするために使用された離型剤などの薬品が残っている。その薬剤の膜を取り除くために慣らしが必要というわけだ。

タイヤの断面図。 出展:ダンロップ
タイヤの断面図。 出展:ダンロップ

はく離剤というくらいだから、それが残っている状態では本来のグリップ力を発揮することができないため、急な操作や高速度がNGとされている。

次の慣らしの理由はホイールと馴染ませるということ。タイヤはホイールに組み込んで使用するものだが、タイヤがホイールのリム(淵)と接地する部分はビードと呼ばれており、ビードワイヤー(鋼線)を束ね、ゴムで被覆したものがリング状に備わっている。

この部分がしっかり馴染む前に激しい運転をすると、タイヤとホイールがずれてエア漏れの原因となったり、最悪の場合はタイヤがホイールから外れたりしてしまう可能性もあるのだ。

そして最後の理由が、タイヤに含まれている化学薬品や油分などをタイヤ全体に馴染ませ安定させるという理由だ。

タイヤはゴムが主成分となるが、それ以外に性能や耐久性などを上げるために多くの化学薬品や油分などが含まれている。

それらをタイヤ全体に行きわたらせ馴染ませる必要があり、それに最適なのが慣らし運転でじっくり熱を入れるということなのである。

 

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