設立100周年のシトロエン 4200台で祝う SMやDSからトラクシオンまで 前編

公開 : 2019.11.24 07:50  更新 : 2021.03.05 21:43

世紀のシトロエン集会と呼ばれた、シトロエン誕生100周年を祝うイベントが、フランスで開かれました。英国編集部も、ラ・フェルテ・ビダムを会場に開かれた3日間のイベントへ参加。その様子を、7台の注目車両とともにご紹介します。

もくじ

2019年でシトロエンは設立100周年
SMやDS、Hバンからトラクシオンまで多様
シトロエン・タブ・バン(1940年)
シトロエン2CV AZL(1955年)

2019年でシトロエンは設立100周年

text:Jon Pressnell(ジョン・プレスネル)
photo:Olgun Kordal(オルガン・コーダル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
「Origins since 1919(起源は1919年)」と書かれた安っぽいTシャツはどうかと思うが、フランス北部のシャルトルで開かれた集会の内容は本物だった。3日間のイベントに集まったクルマの数は4200台。エンスージァストを含む、述べ6万人近い参加者がシトロエンの100周年を祝った。

廃墟になった古城を背景に、広大なとした芝生の広場には、無数のシトロエンと中古パーツの蚤の市が並ぶ。コンスタンチン製のスーパーチャージャーはいかが?古いシトロエンのオークションも開かれた。

ラ・フェルテ・ビダムの様子
ラ・フェルテ・ビダムの様子

会場に続く道は2時間もの渋滞。それでも熱気は冷めることなかったが、突然の嵐が襲い、コンクールデレガンスは中止に。

シトロエン本社からも多額の支援が入っており、 アンドレ・シトロエンも喜んだであろう広告が会場を賑わせた。シトロエンの名が掲げられた小さなエッフェル塔が建ち、日曜日にはスタント飛行機が青空に「Citroen」と煙で描いた。

参加したシトロエンの種類もかなり豊富。通常複数台並ぶことは珍しいケグレス・ハーフトラックは、いくつかの種類が展示された。シトロエン・ミュージアムのテントには、1950年代の終わりに製造された2台の15シックスを含む、4台の大統領車両が展示されていた。

SMやDS、Hバンからトラクシオンまで多様

シトロエン・トラクシオン・アバンが1区画を専有し、サビサビのラットスタイルからコンクールデレガンス・コンディションまで状態も様々。DSの車群も壮観だった。

スター級のクルマとなると、マセラティが製造したV8エンジンのSMはどうだろう。3番めに古いDSの方が良いだろうか。ファセル社を創業したジャン・ダニノのために1933年に作られた、6気筒のフィゴーニ・ロードスターも面白い。心に残るクルマは数え切れないが、何と素晴らしいクルマたちなのだろう。

ラ・フェルテ・ビダムの様子
ラ・フェルテ・ビダムの様子

他にも珍しい車両としては、5HPのレーサー、唯一公道で走れるタブ・バン。機械製造を行うユーリエ社のために改造された2ドアのディアナBXエステートも他では見れない。1台限りのレナード・エベック・トラクシオン・アバンや戦前のトラクシオン・カブリオレなどもあった。

オークションの傾向としてはDSの価格は上昇傾向にあるが、通常のトラクシオン・アバンは安値安定。2CVは幅がある。4X4サハラは8万2000ユーロ(885万円)に達し、1955年製のバンは3万6420ユーロ(393万円)。1990年の2CV6は、走行距離わずか9kmで6万600ユーロ(712万円)で落札された。

テストコースを走行する機会もあり、シトロエングッズも幅広く並ぶ。フランスにいることを実感する。シトロエン・フリークでなくても、見逃せないイベントだった。

それでは、英国編集部が注目した参加車両を順に7台、ご紹介していこう。

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