【ことしアメリカで人気急騰の日本車】GT-R(R33) /インテグラ/シビックなど 25年ルールが解禁

公開 : 2020.01.19 08:50

米で販売されていても右ハンドルが人気

米国仕様(つまり左ハンドル)として新車時から普通にアメリカで販売されてきた車種であっても、JDMファンにとっては好きなクルマを「右ハンドルで乗る」こと自体に強い憧れを抱き、最高のステイタスとなる。

日本で25年間使われてきたという事実が真のJDMとして非常に高い価値を持つのだ。

ホンダ・インテグラ・タイプR
ホンダ・インテグラ・タイプR

とくに、90年代後半は西海岸に始まるスポコンブームが過熱し始めていた時期。2020年は人気の中心となった以下のホンダ車が解禁となる。

ホンダ・インテグラ・タイプR

1993年から生産開始された3代目インテグラは、2018年に25年ルール適用となっていたが、タイプRは1995年8月の発売なので今年8月以降に解禁となる。

インテグラ初の「タイプR」で、3ドアクーペと4ドアハードトップに設定された。

このタイミングでマイナーチェンジも行われており、ヘッドライトのデザイン変更によって、イメージがかなり変わっている。

ホンダ・シビック(EK)

6世代目にあたりEKシビックは1995年9月に日本での販売が開始された。

アメリカではスポコンブームの先駆けとなったモデルであり、その人気を受けて1999年にはアメリカ独自のスポーツクーペとなるSiバージョンが登場し人気を博した。

アメリカにおけるホンダ車人気はすこぶる高く、アフターマーケットのカスタムパーツが豊富なことでも、アメリカの若者たちに絶大な人気を誇っている。

ワイルド・スピードで支持率上昇の三菱

エクリプスやランエボに代表される三菱車は映画ワイルド・スピードの人気によって、支持率が急激に高まった。

1995年に日本での販売が始まった三菱車は以下の3車種である。

三菱ランサー・エボリューションIII

三菱ランサー・エボリューションIII
三菱ランサー・エボリューションIII

欧州や日本と違って、アメリカでは「WRCで活躍するラリー車」はそれほど評価を得ていないが、ランエボシリーズは映画ワイルド・スピードに登場したことで一気に注目を集めた。

1995年1月に日本での販売を開始したランエボ第1世代の完成形といえるエボIIIはスピードといかにも速そうな外観でアメリカでの評価が高まるのは必至だ。

三菱パジェロミニ

1994年12月発売のパジェロミニは、アメリカには存在しない軽自動車&SUVというユニークなカテゴリーが特徴。

アメリカも都市部以外は舗装が行き届いていない場所も多いため悪路走破性の点でも注目を集めるだろう。

軽トラと同じく、農場でのニーズも増えそう。

三菱FTO

FTOは1994年10月に日本での販売をスタートし、2000年7月に生産終了となった。

生産台数は1995年がケタ違いに多い。速さとスポーティなシルエットでこちらも2020年にアメリカでのブレイクが期待される。

なお、25年ルールが適用されて輸入解禁となっても、登録する州によってはカリフォルニア州の排ガス規制に代表される各州の基準をクリアする必要がある。

ただし、トランプ政権が独自に排ガス基準を設定するカリフォルニア州の権限を取り消そうとしていることから、今後はどうなるか不明である。

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